それでは今日はこれで失礼します。
行ってきます。
お休みなさい。
また、明日。
一日の夢には奈朝が人工火星人が送り込んだウイルスに苦しんでいる姿が映っていた。
人工火星人――
地球人類は発展を続け、人工的に宇宙人を作り出せないかという研究もするようになっていた。
他の星で人間が暮らせる環境を作り出し、やがて、地球人の一部も移住する。
それが、人工宇宙人計画だった。
その第一弾として、地球とそう離れていない星、火星に適合した宇宙人、いわゆる人工火星人を生み出すという計画が立案された。
立て前は人類の進歩の為とされていたが、人工火星人達はその実、モルモットの様に扱われていた。
やがて、彼らの我慢の限界を突破し、地球に反旗を翻した。
人工火星人達は地球の技術を盗み取り、地球に戦争を仕掛けて来ていた。
彼らに対し、人類は千倍以上の戦力を持つため、今は嫌がらせレベルでしかない。
だが、いつかは人工火星人に戦力で追い抜かれる時が来るのではという懸念材料を抱えていた。
続く。
「なるほどな」
「どうするの、あなた」
「俺は姉ちゃんの遺志をくみたいと思っている。だけど、それが良いことなのかどうかわからん。俺の自己満足かもしれんしな。だけど、俺はやる。お前は反対か?」
「聞くまでもないでしょ。大好きな兄、そして姉のためになることだったら、何だってやるわよ、愚問よ、それ」
「そうだな」
「まずは、夕愛ちゃんを守る事ね。彼女が倒れたら、四名全員がお兄ちゃんと添い遂げる事なんてないもの」
「で、最初の脅威となるのが、奈朝って事か」
「一日義姉さんの夢が正しいとすれば、ワクチンが必要よ」
「禍は俺が送っちまったみてえだからな。俺が責任持って落とし前つけねぇとな」
「急ぎましょう。時間が無いわ」
「あぁ、手遅れになる前に送り届けねぇとな」
真と奈留は作業に取りかかった。
それはやはり、送り出したVRPの事だった。
生前、一日は夢に見た。
それは、VRP同士が争うという事だった。
最後にはみんな揃うと信じているが、それにはいくつかの壁があり、真達の手助けも必要とするらしかった。
その事に対するお願いだった。
真と奈留はお願いの手紙を一通り読んだ。
第二章 第一のゲーム
「あなた」
「奈留か。どうした?」
「これ……」
「これは……」
姉の遺品を整理していた真と奈留夫婦だったが一日が大切にしていた箪笥の奥から何通かの手紙を発見した。
それぞれ親しい者にあてた遺書だ。
死期が近い事を悟っていた彼女はあらかじめ用意していたのだ。
真と奈留は自分にあてられた遺書を読み涙した。
自分達への感謝の気持ちが綴られた文面だった。
そして、文章の後半にお願いが書かれていた。
後から追加されたもののようだった。
デジタル・データが女子高生をやっている――
その事は瞬く間に広まり、近隣の生徒も彼女を見にやってきた。
彼女の人気はもの凄かった。
その事は嬉しい。
でも、それが、かえって彼方と夕愛が一緒に居る時間を奪ってしまっていた。
人に囲まれて、夕愛が思うように、彼方の方に歩み寄っていけないのだ。
人をすり抜ける事も出来るが、人として生活している以上、それをやるわけにはいかないのだ。
そんな気持ちとは裏腹に、彼女をアイドルとしてデビューさせようという話まで持ち上がっていた。
だが、夕愛にとってアイドルになるという事は彼方との時間を奪われるという事に他ならない。
夕愛はその事に対して首を縦に振ることはなかった。
だが、連日湧いて出てくる野次馬が彼方との時間を妨げていた。
さて、それでは、今日も【よったろー屋本舗】三号店の【復活の森】の中の小説を【プレイバック】として、毎日更新の代わりに記事として載せさせていただきます。
【バーチャルリアルパートナーテイク2(プレイバック)】の14日目です。
5回更新という事でお願いします。
続きです。
制作の予定ですが、今週の日曜日の早朝に早起きして、22番目の【読み切り小説】の【まいなぁくらぶ】のメモをとって行きます。
【クエスト・ガイド~冒険案内人】の第12話の再チェック修正と【エブリスタ】さんでの公開は来週の火曜日を予定をしていますが、この先の状況しだいで後にずれ込む可能性もあります。
ちょっと、先の予定がよくわからない状態ですね。
今日の予定ですが、午前中はバイト、午後は携帯ショップに行きます。
雨風が強かったら、明日にして、番組を見ることになります。
明日の予定ですが、午前中はバイト、午後は番組を見るか、今日、行かなかったら携帯ショップに行くことになると思います。
これも天気次第ですね。
とにかく、番組が溜まっていますので、なるべく見たいと思っています。
続きます。
おはようございます。
今日は天気と相談ですが、そんなに雨風が強くなければ午後から携帯ショップに行くので朝、更新する事にしました。
という訳で今日もよろしくお願いします。