それでは、今日はこれで失礼します。
お休みなさい。
また、明日。
明らかに生身の身体を持っている美女軍団の方が有利だった。
向こうは、【ヌクモリ】のスペックなど関係無いからだ。
奈朝は味方キャラクターを増やせば増やす程、生身のように見せている【ヌクモリ】は分散される。
そのため、奈朝は主人公の明日香、ラスボスの希美、隠れキャラの楓の三キャラだけを実体化させた。
それ以上だと一キャラあたりのスペックが落ちるからだ。
本体である奈朝のスペックで回せるのは三キャラが精一杯という所だ。
対して、美女軍団は総勢、四十名近くいる。
まともにぶつかれない戦力差だった。
続く。
会話からもこちらに好意的という訳ではなさそうだ。
だったら、話は早いとばかりに――
「先手必勝!【女だらけの格闘大会】起動」
奈朝が新たなネットゲームを立ち上げる。
彼女はウイルスとしての力は失ったが、ネット上のゲームの力を借りるという力は失われていなかった。
オンラインゲームから【女だらけの格闘大会】を選択し、その中のプレイヤーキャラクターを召喚した。
ただ、キャラクターの実体化となると、奈朝自身の【ヌクモリ】を媒体とするので、その分、奈朝自身のスペックが落ちてしまうのが難点だった。
翌日の朝には登校中の彼方達の前に、美女軍団が現れた。
「な、なんなんですか、貴女たちは?」
夕愛が警戒する。
奈朝も同じだ。
美女軍団はそれだけ、彼女達にとって脅威に感じられた。
女としての脅威だ。
何しろ、自分達と同じ様な容姿を持ち、胸の大きさや腰のくびれなど、魅力をアップさせて来ているような美女達がたくさん現れたのだ。
彼方がそっちの方に行ってしまわないかと乙女心としては不安なのだ。
「私はKAZUHIタイプアルファ。お前達より魅力をアップさせている存在だ」
美女軍団の一人がそう言った。
「な、なんですってぇ!」
奈朝が怒鳴る。
夕愛は呆気にとられた。
何を言っているかよく解らなかったからだ。
「我々は唯夜様に初体験をプレゼントするために存在する」
「我々は唯夜様によって作られた存在」
「唯夜様の邪魔になる存在は排除する」
美女軍団は次々に口を開く。
美女軍団はそのまま外の世界へ飛びだして行った。
後には、何が起きたのか解らないでキョトンとしている好子だけが残された。
これはディメンションゴースト1だけでの事ではない。
他のディメンションゴースト達も同じように創作者を見つけては取り憑き、作り出したものを実体化させてそのまま消えたのだ。
彫刻家や絵師、アーティスト等がその標的にされ、取り憑かれている間はそのことを覚えていないが、彼らの持つその技術を盗まれていった。
目的はもちろん、彼方を誘惑するためである。
一日の要素を含む様々な美女を彼の元に差し向けようという魂胆である。
一方、唯夜からの刺客となる何かは既に動き出していた。
唯夜の意思を乗せた六体のディメンションゴースト達は夜の町中を這い回り、取り憑く相手を捜し回った。
その内の一体が目をつけたのはネットアイドルのルナティックだった。
本名――片島 好子(かたしま よしこ)。
容姿に自信が無く、自身で作ったCGでネット上で人気となった女性だった。
ディメンションゴースト1は彼女の意識に進入し、彼女の卓越したCG制作技術を利用して、美女軍団を作り上げた。
容姿に劣等感を持つ彼女は女性の美に対して相当な執着を見せていて、作り出されるそれは細部にわたるまで美を追究したデザインにしていた。
それと、ディメンションゴースト1の指示から、どの美女にも一日の面影を少しずつ残している。
その作り出したCGデータをディメンションゴースト1は実体化させる。
すると、CG達はみるみる実体化していき、生身の女性と化した。
唯夜の持つ特殊能力だ。
さて、それでは、今日も【よったろー屋本舗】三号店の【復活の森】の中の小説を【プレイバック】として、毎日更新の代わりに記事として載せさせていただきます。
【バーチャルリアルパートナーテイク2(プレイバック)】の32日目です。
5回更新という事でお願いします。
続きです。
それと、今週は土曜日もお休みですが、土曜日と日曜日、来週の火曜日の早朝に早起きしてするこっそり作業は23番目の【読み切り小説】の【不思議倶楽部(ふしぎくらぶ)】のメモを取ろうと思っています。
24番目の【七色のファム・ファタル】のメモは20ページまで進んでいますが、一旦、ストップします。
【不思議倶楽部(ふしぎくらぶ)】が終わってからにさせていただきます。
今日の予定ですが、番組を見ます。
明日の予定ですが、午前中はバイト、午後は制作をします。
【毎日更新】のストックとして、【夢命戦(ゆめいくさ)イマジネーション・キャンドル】と【フィアエリスと魔女神殺し・再臨】の【プレイバック】を分割作業します。
とりあえずはそれだけですかね?
【ジョージ・オールウェイズ氏の伝説】の分もやりたいところですが、ちょっと無理かも知れないですね。
まぁ、もう一日、この作業の時間を取ろうと思っています。
続きます。
続きです。
その後からは今まで通り、【バースコード】と言うのをスキャニングして、【バースコードアンノウン】という【存在】を産み、戦わせるという物語になります。
そう言う様な話をしましたね。
続きます。
続きです。
時の権力者達は、この死亡した【与風】の才能を惜しみまず。
そこで、生前、彼の【精子】を【特別な精子バンク】に保存してあったため、彼の【精子】を使って優秀な遺伝子を持つ子供を産む【女性】を探す事になります。
そして、古今東西の女性が集められ、【与風】の遺伝子を求めて争うという事になります。
続きます。
続きです。
その【神才】の名前は一応、【与風(よかぜ)】と言うことにします。
【与風】は、500人の孤児を預かっていた孤児院の負債100億円を完済しただけでなく、3000億の収益を16才から18才の3年間で得ました。
ですが、【与風】は死亡します。
続きます。
続きです。
まぁ、簡単に書けば、今までは主人公の姉妹が突然、不思議な世界に飛ばされてという展開にしていたのですが、変更しました。
まず、主人公姉妹より先に、神の才能と書いて、【神才(しんさい)】と呼ばれた男性の話をすると言う事にしました。
続きます。