それでは、今日はこれで失礼します。
行ってきます。
お休みなさい。
また、明日。
時間はあるんだ。
これから、ゆっくりお互いを理解して行けば良い――
二人はそう結論付けた。
夕愛はデジタル・データ――
そんな彼女が普通に出歩いていたらパニックが起きるかも知れない。
何しろ、彼女は人と接触出来ないのだ。
幽霊か何かと勘違いされるかも知れない。
彼女はそう思っていたのだが、実際には――
続く。
翌日、三度目として、彼方の元に現れた夕愛は――
「まずは、お友達から始めさせて下さい。お願いします」
と頭を下げた。
彼方は、少し考え――
「――よろしく。まだ、君を信じているかと言えば嘘になるかも知れないけど、君には何かあるような気がする。ここで君を無視したら、僕は一生後悔する――そんな気がする。だから、僕の方からもよろしく。お互いを理解して行きたいと思っています」
と手を差し出した。
夕愛はデジタル・データの存在。
握手は出来ない。
「よろしくお願いします。でもあの……」
「握手が出来ないのは百も承知だよ。でも、形だけでも」
「あ、はい、よろしくお願いします」
二人は握手の真似事をした。
夕愛も辛かったが、彼方も辛かった。
出会いがお互いを傷つけた。
だけど、こんな事には負けていられない。
一日は自分達4人に全てを託したのだから。
なんとしても、彼方と幸せにならなくちゃならない。
一度目の出会いではタイミングを外し、
二度目の出会いではただ、泣きじゃくるだけだった。
恋愛は難しい。
ちょっとした行き違いで、何処までも気持ちがすれ違う事もあるのだ。
夕愛はこの溝を少しずつ埋めて行かないといけないと考えていた。
それが、彼女に与えられた使命なのだから。
四十年の時を超えて、出会えた二人。
だけど、気持ちはすれ違う。
慕いが相手に伝わらない。
希望を託して一日は夕愛を送り出してくれたのに――
気持ちが彼方に届かない。
こんなにお互い思い合っているのに――
それでも、気持ちが通じない。
彼女は泣いていた。
想いが伝わらないという悔しさを滲ませ――
無言で泣いていた。
「ごめんなさい……こんな私でごめんなさい……」
謝る夕愛。
からかわれていると思っていた彼方だが、何だか自分の方が悪いことをしているように思えてきた。
「解ったから。とりあえず、解ったから。でも、今すぐ、君を恋愛の対象としては見れない。例え、君が、一日の生まれ変わりか何かだとしてもだ。気持ちの整理をする時間が欲しいんだ。解ってくれ、お願いだから」
「ごめんなさい。――本当は全員で来たかったんだけど、みんなバラバラで……私、どうしたら良いか……」
夕愛の頬を伝う涙が止まらない。
彼方は一日を悲しませている気持ちになってしまっていた。
「解ったから、とにかく泣かないでくれ。君に泣かれると、本当に一日ちゃんに泣かれているみたいで僕も辛い」
「ごめんなさい……ごめんなさい」
さて、それでは、今日も【よったろー屋本舗】三号店の【復活の森】の中の小説を【プレイバック】として、毎日更新の代わりに記事として載せさせていただきます。
【バーチャルリアルパートナーテイク2(プレイバック)】の12日目です。
5回更新という事でお願いします。
続きです。
今週は土曜日まで出勤ですので、土曜日までは午前中はバイト、午後は番組を見るというスケジュールが続くと思います。
そのまま、日曜日は一日番組を見る事になりそうですね。
こっそり制作として、日曜日の早朝に22番目の【読み切り小説】の【まいなぁくらぶ】のメモを取り始めますが、制作自体の再開は来週の火曜日を予定しています。
【エブリスタ】さんで【クエスト・ガイド~冒険案内人】の第12話と【創作世界観】VOL.6【アナザーFP編】の公開作業に入りたいと思っています。
その前に第12話の再チェック修正をしてからですけどね。
そんな感じで進めて行きます。
今日の予定ですが、午前中はバイト、午後は外出します。
帰りが夜になりそうなので、今日のブログは朝更新になりました。
明日の予定ですが、午前中はバイト、午後は番組を見ます。
昨日と今日は番組を見る訳ではないので、見ていない番組が溜まってしまいます。
そこで明日からしばらくは午後は番組を見ていくことになると思います。
続きます。
続きです。
昨日ですが、定位置の同僚が休んだので、その同僚の代わりに仕事しましたね。
結構休む人、多いんですよね。
という様な事がありましたが、それ以外は特に変化の無い一日でしたね。
今日もよろしくお願いします。
おはようございます。
今日も午後から外出する予定なので、朝、更新する事にしました。
実は昨日、兄に恥ずかしい事を言われました。
どうやら、僕は、深夜、制作をしている時に、しゃべっているらしいです。
小説のメモを取っていて、そのメモの台詞などを口に出して言っているらしいのです。
ヘッドホンをして音楽などを聴きながらやっているので意識していませんでしが、台詞をしゃべっていると言われて恥ずかしくなりましたね。
内容によってはこっ恥ずかしい台詞もあるので、それを口に出していたと思うと赤くなってしまいますね。
しかもどうやら、夜中なので、声がよく通るらしいのです。
これからはちょっと気をつけようと思いましたね。
続きます。