「さて、本題に入るぞ。お前、魔女神になりたくないんだろ?」
「うん、そうだよ」
「じゃあ、服を一着、買ってやるから、ひっそりと人として生きて生涯を終えろ。以上だ」
「なによ、それ?一方的ぃ!」
「他に何がある?」
「あたい、他の魔女神に狙われてるんだけど」
「だからなんだ?隠れていれば済むことだろ?」
「守って下さい」
「嫌だ。以上」
「何でそんなこと言うの?あたいを助けに来てくれた王子様じゃないの?」
「誰が王子だ。俺は魔女神を二柱同時に相手をするのは得策じゃないから離しただけだ。他に他意は無い」
「やだやだやだ、守ってよぉ」
「だだをこねるな!鬱陶しい」
続く。