よったろーのせーさく日記3

よったろーのせーさく日記からの引き継ぎです。
ちょちょいのよったろーと申します。
改めましてよろしくお願いします。

フィアエリスと魔女神殺し(プレイバック)040

2020-06-02 06:11:49 | 日記
「やあ、リグレット。聞きたい情報ってのは何だい?紫の魔女神の情報なら、あまり、提供できそうなネタは今のところないんだが……」
「……今は良い、それより、先に、茶色の魔女神だ。とりあえず、戦力が知りたい。これでどうだ?」
 リグレットは指二本を出した。
 情報と言ってもタダではない。
 情報料というものがかかる。
「それはちょっと安すぎるな。こいつといきたいところだが、奮発してこれでどうだ?」
 カルロスは四本から三本の指に替えて出した。
「……解った。それで良い。いつもの所で良いな?」
「……あぁ、頼むよ」
 リグレットはカルロスから情報を買った。

続く。

フィアエリスと魔女神殺し(プレイバック)039

2020-06-02 06:11:11 | 日記
 もちろん、情報屋達も何時までもこんな状況が続くとは思っていない。
 誰かが魔女神を倒してくれるなら、その者に情報を渡す事も厭わないのだ。
 だが、命が惜しくて、その可能性を持つ者を魔女神に売り渡す事もある。
 それが、情報屋という家業だった。

 カルロスもそんな中の一人だった。
 魔女神に仇なそうとしているリグレットに近づいて来て情報を提供しているのだ。

 リグレットは最初、彼を疑っていたが、最近、ようやく、少し、信じる気になったのだ。
 もちろん、百パーセント信じている訳ではないが。

フィアエリスと魔女神殺し(プレイバック)038

2020-06-02 06:10:21 | 日記
 彼らは、生きている限り魔女神に情報を流さなくてはならない。
 そのかわり、魔女神の情報を探る事を許可されている。

 そうやって、それぞれの魔女神に情報を流す事によって、生かされているのだ。
 情報屋は情報を探れなくなった時点でクビ、殺される事になる。
 だから、彼らは必死で、他の魔女神の情報を探し、それを流す。
 時には偽の情報もつかまされる。
 それを上手く裁いて、正確な、いや、正確に見える情報を魔女神に渡す事が生きていける理由だった。

フィアエリスと魔女神殺し(プレイバック)037

2020-06-02 06:09:22 | 日記
 そして、この後、リグレットは情報屋カルロスと会った。
 ――情報屋、魔女神達に生かされた普通の人間達だ。

 魔女神達はそれぞれお互いを牽制し合っている。
 だから、敵の魔女神の情報が欲しい。
 だけど、そのままでは情報は手に入らない。
 そこで、魔女神達は共通して、手を出さない人間を決めている。
 魔女神通しの協定で取り決めた手を出さない、生存権を得た人間達、それが情報屋だ。

フィアエリスと魔女神殺し(プレイバック)036

2020-06-02 06:08:43 | 日記
 リグレットはそのまま、その町を立ち去った。
 自分は正義の味方じゃない。
 だから、あの女に殺された人間の敵討ちなどする義理はないし、事情も知りたくない。

 俺が狙うのは茶色の魔女神と紫の魔女神だ。
 とりあえず、この二人は生かしておけない。
 かならず、おれの大切な人間達の敵を討ってやる。

 そう思うのだった。

さて……

2020-06-02 06:08:02 | 日記
さて、それでは、今日も【よったろー屋本舗】三号店の【復活の森】の中の小説を【プレイバック】として、毎日更新の代わりに記事として載せさせていただきます。

【フィアエリスと魔女神殺し(プレイバック)】の8日目です。

5回更新という事でお願いします。

今日明日の予定

2020-06-02 06:07:20 | 日記
今日の予定ですが、午前中はバイト、午後は一旦、昼ご飯とウイルス落としのための入浴を挟みますが、所用で外出します。

帰ってきてからまた、お風呂に入ってと言うことになりますが、多分、夜になってしまうと思いますので今日は何も出来ないと思います。

明日の予定ですが、午前中はバイト、午後は番組を見ます。

制作は木曜日を予定しています。

【クエスト・ガイド~冒険案内人】の第十話の追加文章を作ります。