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Bリーグが進化の兆し

2017-03-16 22:27:08 | basketball

<Bリーグ>開幕半年、動員で成果…地域密着、地道な集客

毎日新聞 3/16(木) 21:28配信

 バスケットボール男子のプロリーグとして発足した「Bリーグ」が開幕して22日で半年を迎える。1部リーグのB1は1試合平均2746人(1月3日終了時点)の観客を動員して、プロ化前より3割増えた。開幕戦やオールスター戦でも満員の1万人を集め、一定の成果を出しており、プロ野球、サッカー・Jリーグに次ぐ「第3のプロリーグ」定着に向けた挑戦が続いている。【松本晃】

 Bリーグが比較されるのが1993年にプロ化したサッカー・Jリーグだ。J1は2016年の1試合平均で約1万8000人を集め、Bリーグとは大きな差がある。ただし、最低でも約1万5000人を収容できるホームスタジアムを持つJ1に比べ、Bリーグは2~3000人程度のアリーナしか持たないチームもあり、単純に比較はできない。大河正明チェアマンは現状を「Jリーグ発足の時と比べて娯楽も多様化しており、及第点だ」と分析している。

 観客動員の増加に向けては収容人数の多いアリーナの新設を目指す動きがある。ともに人気チームで、ホームの試合は満員となる栃木と琉球は、それぞれ現在の3000人を収容するアリーナから20年東京五輪に向けた新設を目指している。一方で、SR渋谷はホームアリーナを青山学院大体育館(東京都渋谷区)に置いており、自治体や自らの財政に余裕がないチームにとっては身の丈にあった経営の参考になっている。

 Bリーグは実業団中心のナショナルリーグ(NBL)と、地域密着でプロ化を目指したbjリーグが統合してできた。リーグ開幕前にはレベルの高い選手をそろえるNBLとbjリーグの実力差や実業団チームではなくなることによる集客力の低下が懸念されていた。開幕後も旧NBL所属チームの旧bjリーグチームに対する勝率は約8割と差はついているが、20点差以上ついた試合は1割強と実力差は徐々に詰まっている。また、旧NBLの三河は、ホームアリーナ周辺の住民に対するサービスを重視してプロ化前より観客動員が1割増えた。

 現在Bリーグが力を入れているのがSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)による認知度向上だ。フェイスブック、ツイッターで試合の動画などを積極的に配信して「かっこいい」「面白そう」というイメージを広げる狙いだ。BリーグのSNSのフォロワー数は1月現在で開幕時の1.5倍の約31万人に増え、Bリーグの認知度も調査会社「ニールセン」の調べで、15年10月の41.2%から16年10月の時点でも64.8%まで上がっている。

 地道な活動や発信に加え、大河チェアマンがリーグ活性化の鍵に挙げるのが「日本代表の活躍」だ。Jリーグも三浦知良(横浜FC)ら代表のエースの人気が盛り上げた。男子バスケは76年モントリオール大会を最後に10大会連続で五輪出場を逃した。14年のサッカーの競技人口が約96万人に対してバスケも約62万人。潜在的な需要はあるだけに、代表の強化が課題だ。



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