つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

珍客

2018年04月06日 00時03分55秒 | 戯言

この時期いろんな渡り鳥が飛来してくるけれども、名前を知りませんが朝誰よりも早く起きて高い所で喉を鳴らしている鳥がいます。「以下あいつ」
鳴き声の質としてはウグイス並みに上物です。ただパターンが覚えられるような感じではなく、かなり長いお喋りです。容姿は全体的に焦げ茶で、羽の尻尾のほうが少しだけ赤い筋が通っている感じで、あまり警戒心がないかも知れないです。
ところが、ある日お寺の庭がとんでもない姿になっていました。
そこら中の庭の苔がひっくり返されたようになり、池の中にもあちこちに苔の塊がプカプカ浮いてました。
私が本堂に用があって行った際、視界の中からあいつが庭からピョンピョンと逃げていくところを目撃したのです。しかも、その直後に今回の事件に遭遇したわけです。
犯人は断言できなかったけれども、鳥の仕業に違いないという事で、速攻ホームセンターに鳥避けのネットを買いに行き、お庭の苔の絨毯をカバーしたのでした。
ただ、もしかして鳥が網に引っ掛かってしまうかも知れないので、注意深く観察しなきゃあいけないと、思ってました。
案の定、2日目の昼間にあいつが網にかかって動けなくなっていたのです。朝には何ともなってなかったのに…。ちょうど法事が始まる時だったので、坊守に後のことは託しておきました。
あとで聞きましたら、その網が足どころか羽根までもが絡みまくり、前坊守と格闘の結果、ハサミで網を切って外してやったそうです。
でも、その後に飛び立つ感じは、あまり高くは飛べない感じだったと聞き、昔聞いたある話を思い出しておりました。「野生の動物に人間が触ったら、その匂いが災いしてもう二度と野生には帰れない」と聞いた事が、ずっと気になってます。

池の苔を守るのか、生き物の命を守るのか、どっちだ。いや、どちらも守る道はないのか?

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