これは渓斎英泉(寛政3〜嘉永元・1791〜1848年)の浮世絵
「今様美人拾二景」・両国橋だ。
制作年は文政5(1822)年だ。
柳橋あたりの芸者だろうか、「気が軽そう」と書かれている。
面白いのは三味線のさわりがないことだ。
上駒が1の糸までかかっている。
三味線のさわりが一ポピュラーになったのは宝暦頃(1751〜)だから、
この絵の三味線は天神の蒔絵といい、棹の細さ黒さ、糸巻きの斜めの溝といい、
もしかしたら銘のある初期の名品なのかもしれない。
「今様美人拾二景」・両国橋だ。
制作年は文政5(1822)年だ。
柳橋あたりの芸者だろうか、「気が軽そう」と書かれている。
面白いのは三味線のさわりがないことだ。
上駒が1の糸までかかっている。
三味線のさわりが一ポピュラーになったのは宝暦頃(1751〜)だから、
この絵の三味線は天神の蒔絵といい、棹の細さ黒さ、糸巻きの斜めの溝といい、
もしかしたら銘のある初期の名品なのかもしれない。