菊五郎劇団のタテ三味線で、人間国宝の杵屋巳太郎師が(7世)
名を浄貢と改められました。
(厳密には昨年の12月から)
浄貢というのは、巳太郎の大薩摩名で(3世)、
正式には大薩摩浄貢。
明治になって杵屋六左衛門(11代目)が大薩摩の家元権を譲り受け、
大薩摩絃太夫浄空と名乗った時、
当時の長唄の三味線弾きや唄うたいを名取りにして
与えた名前だ。
この時杵屋三郎助(6世)がもらった名前が浄観。
70歳で隠居する時の隠居名が、
2代目の時代に一世を風靡することになる、稀音家浄観というわけだ。
わーい