西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

新渡戸稲造 その1

2011-10-24 | 長唄を作った人たち (c) y.saionji
新渡戸稲造 その1


大正6年(1917年)5月28日、
ヨウと赤星は、婦人の総合雑誌『婦人世界』が主催する
跡見女学校での講演会の余興に呼ばれ、
赤星の弾くピアノ伴奏で「楠公」を独吟した。

「楠公」のような大薩摩をどうやってピアノで弾いたのか、
想像もできないが、これを聴いたゲスト講師の新渡戸稲造は
甚く感心し、五線譜の長唄楽譜に興味をしめした。

それを作ったのが二人だと知ると、
「もっと楽譜を見たいので、明日自宅に来て下さいませんか」と、声をかけた。

新渡戸は教育学者で、当時拓殖大学の学監(学長補佐)をしていた。


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tea brea・海中百景
photo by 和尚

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