西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

遊女

2018-04-25 | 浮世絵
これは魚屋北渓(ととやほっけい・安永9〜嘉永3・1780〜1850年)
の浮世絵だ。北渓は北斎の門人。

タイトルは「宝合 右三番 虎の皮」
制作年は不詳で、江戸末期とある。

遊女が鏡を覗き込んでいるが、タイトルにある虎の皮らしき打掛は見当たらない。

   

書き入れは
「秩父 来露薗 魚樽
 百千鳥 羽をかしたる縫い模様 春の情けの糸の色在

 楽聖庵
 門松の 太夫は七日たちかおる あと○の衣の錦はえあり
 
 芍薬亭
 標さえ 春のはれめすこと玉の 毛織りにまさる 虎がうちかけ」