これは鳥居清信(寛文4〜享保14・1664〜1792年)の浮世絵で、
猿若座の「総踊り」の様子を描いたもののようだ。
この頃は野郎歌舞伎になって久しい時代だが、
前髪の若衆も交じっているところをみると
野郎頭ばかりでもなかったのだろう。
上の方で踊っている額帽子を着けた野郎は女の姿で、
若衆髷の前髪付きは刀を差し若衆姿だ。
この頃の役者絵はに各々の着物に紋が大きく描かれ、
だれだかがすぐ分かるようになっている。
市川団十郎(初代)が右下で踊っている。
三味線は当然杵屋勘五郎(2世)だろう。
猿若座の「総踊り」の様子を描いたもののようだ。
この頃は野郎歌舞伎になって久しい時代だが、
前髪の若衆も交じっているところをみると
野郎頭ばかりでもなかったのだろう。
上の方で踊っている額帽子を着けた野郎は女の姿で、
若衆髷の前髪付きは刀を差し若衆姿だ。
この頃の役者絵はに各々の着物に紋が大きく描かれ、
だれだかがすぐ分かるようになっている。
市川団十郎(初代)が右下で踊っている。
三味線は当然杵屋勘五郎(2世)だろう。