西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

三味線の響

2011-10-20 | 仕事関係
今日は国立小劇場で、
家元のリサイタル、今藤長十郎「三味線の響」がありました。

演目は「五条橋」・創作曲「恋慕静」・「問答入り勧進帳」
の3番です。

私は「恋慕静」に出させていただきました。
家元の作曲で、静と義経の出会いから、
吉野山中での別れまでを描いた、45分もの大曲です。


昼間の舞台稽古を撮りました。

このような新作物は、色々な楽器が効果を発揮します。

手前から、中川善雄氏・藤舍呂英氏・藤舍呂船氏・中井一夫氏。
吊り太鼓の奥に居るのは、藤舍円秀氏。

      
これはチャイム、という楽器。    
              

箏の萩岡松韻氏。東京芸大、山田流箏曲の教授です。
今藤郁子氏と同級生なので、心安くさせていただいております。
後は、今藤政貴氏。


狂言方(舞台監督のようなもの)清野氏と打ち合わせをする
萩岡氏。


右、今藤郁子氏、左、杵屋秀子氏。


「問答入り勧進帳」。舞台袖のモニターから撮っちゃいました。
清野氏演出の松羽目がおしゃれですね。
中央が家元。
タテ唄は大阪から、杵屋東成氏。ワキは杵屋直吉氏。です。


6時半開演で、終ったのが9時頃でした。