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西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

芸者

2018-09-12 | 浮世絵
これは渓斎英泉(寛政3〜嘉永元・1791〜1848年)の浮世絵だ。
制作年は不詳。タイトルは「当世四十八癖」とある。

書き入れは
「飲ませたかのように見えるは 酒飲みの癖」

   

吉原遊女

2018-09-07 | 浮世絵
これは渓斎英泉(寛政3〜嘉永元・1791〜1848年)の浮世絵だ。
制作年は文政4〜6(1821〜23)年。タイトルは「契情道中双六」
見立てよしわら五十三つい・かん原。

花魁は玉屋内、かほ世とある。

三味線に胴かけが掛かっている。

      


辰巳芸者

2018-09-06 | 浮世絵
これは渓斎英泉(寛政3〜嘉永元・1791〜1848年)の浮世絵だ。
制作年は天保6(1835)年。タイトルは「辰巳八契・新富士の秋の月」とある。

辰巳芸者が出勤するところだろう。
風呂敷包みは三味線箱だ。三つ折れくらいか。

    

踊子

2018-09-05 | 浮世絵
これは北尾政寅(きたお まさのぶ・享保元〜文化13・1761〜1816年)の浮世絵だ。
制作年は不詳。タイトルは「当世艶風拾形図」とある。

深川の踊子を描いているようだ。
手前の女は回しといって置屋の下働きの女。
三味線箱を抱え、背中に背負っている荷物は座敷着ほかか。

真ん中の娘娘した女が踊子で、その隣りは芸子、つまり歳をとった踊子だ。
芸子が三味線を弾き、踊子が踊るという時代を描いたものだろう。

北尾政寅は、山東京伝という名の戯作者でもある。

    

町芸者

2018-08-30 | 浮世絵
これは渓斎英泉(寛政3〜嘉永元・1791〜1848年)の浮世絵だ。
制作年は不詳。タイトルは「浮世四十八癖二篇」とある。

両国橋のような物が見えるから、柳橋あたりの芸者か。
これから出勤のようだ。
風呂敷に包んであるのは継棹の三味線だ。

    


書き入れは
「きりびで清めるかみ しんじんは芸者のくせ」