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西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

やまと新聞

2018-11-09 | 浮世絵
これは月岡芳年(つきおかよしとし・天保10〜明治25・1839〜92年)の役者絵だ。
制作年は明治19(1886)年。
この浮世絵がやまと新聞の1月6日のものなのだから、びっくり。
「近世人物誌」というタイトルで中村芝翫の女房、阿光(おみつ)を書いたもの。

文面によると、阿光は新吉原の茶屋、尾張屋五兵衛の養女とある。

阿光が三味線を弾き、芝翫は指に箏の爪を付けているから、これから合奏でもするのだろうか。

   

2018-11-04 | 浮世絵
これは鳥居清満(天明7〜明治元・1787〜1869年)の浮世絵だ。

タイトルは「今様五人囃子」、制作年は文化2(1805)年。

桜の下で鼓を奏している女を描いたもの。
一昨日の絵と同じシリーズなので、こちらも大奥の音曲班か。

    

大鼓

2018-11-02 | 浮世絵
これは鳥居清満(天明7〜明治元・1787〜1869年)の浮世絵だ。

タイトルは「今様五人囃子」、制作年は文化2(1805)年。

桜の下で大鼓(おおつづみ・おおかわとも)を奏している腰元を描いたもの
 

      

三曲合奏

2018-11-01 | 浮世絵
これは鳥居清満(天明7〜明治元・1787〜1869年)の浮世絵だ。

タイトルは「風俗十寸鏡」、制作年は不詳。

箏と三味線と見えないが胡弓の三曲合奏だろう。
箏柱がかかっていないから、これから準備をするのだろう。

箏を弾く女は、髪形着物の着方などをみると、町娘か。

   
  

芸者

2018-10-15 | 浮世絵
これは鳥居清満(天明7〜明治元・1787〜1869年)の浮世絵だ。

タイトルは「当世美人女雛形」、制作年は不詳だ。

出勤前の芸者が手紙を読んでいるという図。
三味線の胴も撥も薄いのが驚きだ。
紋の付いている黒い箱は、三味線箱。