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西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

和尚畑

2017-02-25 | その他 (c)yuri saionji
和尚の畑がきれいに手入れされ始めました。

今準備して苗なり種なりを植えないと、だめなのだそうです。
雑草がぼうぼうだったのですから、きれいになったものです。

今回は甥も手伝っているようです。
自分ちの隣の畑があまり汚いのは嫌なのでしょうね。
作業がはかどりますよ。

    

立春

2015-02-04 | その他 (c)yuri saionji
きょうは立春、昨日の続きです。

「鬼は外 福は内へと人の山 大入り枡を携えて
 当たりまかせに 金拳 
 はらりはらり はらりはらりと打つ豆に
 悪魔外道はたまりかね 遠近となく逃げ回る
 数の宝を奉り ゆるさせ給えと夕まぐれ
 鬼が島へと逃げ去りぬ
 勇み立ったる桃太郎 ここに追いつめ
 かしこに追っかけ 払い清めて万々歳
 目出たき櫓と祝しける」

1846(弘化3)年・杵屋六左衛門(10)作曲

「桃太郎の鬼退治」と「鬼遣らい」をミックスしたところが、この曲のみそですね。
中村座の弥生狂言に、尾上多見蔵の七変化所作の一つとして作られました。

     



節分

2015-02-03 | その他 (c)yuri saionji
きょうは節分です。
この日は立春(旧暦新年)の前日、つまり大晦日にあたります。

節分には鰯の頭を焼いたものを柊の枝に差して門口に飾り、
年男が炒り豆をまいて疫病神を追い払い、
幸多き新年を迎えるという日なのです。

長唄にもこの日を題材にした曲があります。

「立春の豆打」(りっしゅんのまめううち)

「それ 立春鬼やらい 恵方に向かって再拝なし
 悪魔外道を降伏の 桃のようようたる丸かせを
 蹴破る勢 魁(さきがけ)の
 これ雪中の梅の鶴 羽をのす素袍荒若衆」
 (つづく)

意訳
 そもそも立春の鬼やらい、恵方に向かって二度拝み
 悪魔や邪悪を降伏する。
 桃の若々しい作り物を、えいと蹴破って出てきたのは、
 梅鶴の紋(これを踊った尾上多見蔵の紋所)を付けた素袍姿の桃太郎。

  
        柊鰯(ひいらぎいわし)
        

長唄を作った人たち

2012-03-15 | その他 (c)yuri saionji
「長唄を作った人たち」、379編になりました。

一年以上続いたということですよね!
文字数は約10万字。400字の原稿用紙で250枚になります。

よくぞ書いたと、我ながら感心していますが、
そろそろ終わりかなと思っています。

次に何を書こうかと思案中です。


GUAMのホテルにいた牛ちゃん。