キスミレとヤマトグサ

植物仲間で、キスミレを見に行こうと早くから予定していた。詳しい人に聞いてみたら時期としてはもう遅いかもしれないと言うことだったが、日程変更もしないまま当日を迎えた。気温の低い日が続いていたし、大丈夫よねえ。と言いながら目的地に向かう。
　
目的の山の麓にはコンロンソウが見事に咲いている。まずは目的のキスミレの咲く場所目指す。頂上付近の樹木はまだ芽吹き始めたばかり。風は冷たく、足元には黄色いタンポポだけが大きな花を咲かせて群れているが、キスミレは見られない。お腹もすいたのでお弁当を先に食べようと言うことになり、黄色いタンポポを眺めながら食事。
『キスミレ咲いちゅうぜ』と言う声に、食いしん坊の私も、お弁当そこそこにして見に行く。数年前に見に来たことが有ると言う先輩は、あの時は見事だったけど、随分減った見たいだと仰っていた。
　
↓タチツボスミレも山の上で見ると違って見える？


何時までも見て居たいけど、麓の花も見ようと言うことで降りるが、先頭車はずんずん進んで、ゆっくり見ている私たちの車は置いていかれる。それでも、せっかく来たのにと窓の外を眺めながら下りていたら、姪っ子が白い花を見つけてあれ何？『クサイチゴ』やない?と言いつつも、ちょっと違うともう一人が降りてみたら『イチリンソウ』だった。
頂上では葉は見かけたけど、花はなかった。もう終わっていたのか種が有ったように思う。車を降りて撮影していたら、何と！この山にもあるはずやけどと話していた『ヤマトグサ』
イチリンソウの写真右の方にも写っているが、花が咲いてなければこれがヤマトグサとは気付かなかったと思う。

ヤマトグサ（大和草）明治20年牧野富太郎博士が、日本人として初めて学名をつけた記念すべき植物として大和草と名付けた。花弁はなく、萼片3個は反り返る。雄蕊は多数、葯は長く垂れ下がる。と図鑑に書かれている。

ヤマトグサ科ヤマトグサ属　花期　4、5月　分布　関東以西

仲間に知らせようと、電話しようと思うが、私のソフトバンクは圏外、姪っ子のドコモは通じるが、持っている人が運転手で出てくれないし仕方がないので、撮影して降りる。
いつも思うけど、利害関係もあるだろうけど携帯電話の電波塔なんて共同にすれば良いのに、エコだの、環境破壊だの言うのなら、そういうこと考えてもいいと思うけどねえ。
ドコモに変えようかなと思うこの頃



仲間と行くのも楽しいけど、撮影をしたい私にはちょっと残念が残る山行きでした。
途中ヤマルリソウの群生もあったけど、撮影出来なかった（涙）