風の山の風景３

風の山の居間からの風景。ウコンザクラが満開だった。

そしてその向こうには、子供のころから変わらぬ田んぼと山の風景。この山にゼンマイやワラビが沢山生えるのだけど、今年は取るのが遅くて大分あぎていた。あぎると言うのは薹（ とう）が立つと言うのだろうと思うけどやはり「あぎちゅうねえ」と言う方が実感がある。

今年は事情で田んぼは休むことにした。田植えをするころはこの石垣（私たちは「ぐろ」と言っていた）の草もきれいに抜かなければいけない。

この山は「向こうの山」と呼んで裾野はこえ山と呼んでいた。多分肥え山だと思う。この場所の草を刈って牛の餌にしたり、田んぼや畑にも草を入れていた。
私が生まれる前にはこの山の頂上でも芋を作っていたらしい。今でも石垣の跡が残っている。てっぺんまではわずかな距離。



　

そしてこの山のゼンマイの生えているところには、枯れ草に埋もれて小さな花が咲いていた、フデリンドウだと思うけど、図鑑で見ると花はかたまって咲いているがこれは一個だけだった。春、の山で見るリンドウは「ハルリンドウ」「コケリンドウ」「フデリンドウ」の3種類と書かれている。リンドウ科リンドウ属　
分布　本州　四国　九州
右端はヒメハギ

ともに乾いたところが好きそう。秋にはリンドウやオトギリソウ、リュウノウギク等も咲く。
　　
フタリシズカも多い。キュウリグサ揉むとキュウリのような匂いがするから名付けられたと書いてあったので、揉んでみるがキュウリ？と言う感じだった。
図鑑によると、天保4年（１８３３年）に出された「備荒草木図・びこうそうもくず」の中に『きゅうり草は食べられる』と書かれていると書いてある。そんな昔からふ～んと言う感じで図鑑を読み漁っていたらもうこんな時間になってしまった。
　
明日から我が家は普通。ガソリンが来月から値上がりとかで、買いだめをしようとしてトラブルが起きているらしい。
私は久々に風邪をひいて調子が悪い。

写真は21日22日撮影