風と友達

山の中が私の故郷。風の良く通り抜けていく場所に生家がある。

2023 ユズ事情 2

2023-11-23 | 風の山から
寒くなるかと思ったら、暖かいというより汗ばむくらいの日が続いている。ユズの話をするのに、写真が無いというのもと思い、山から持ってきた少し新鮮味がなくなったユズを撮影してみる。
マーマレードやユズ味噌を作ろうと思いながらその気にならず、沢山あるので娘に送ったら、友達のお母さんが、ジャムなど作るのが得意らしく、喜んでもらったと電話あり、あれは無農薬やろうと言うので、消毒する人もおらんし、肥料もやらんし、山の中で排ガスはちょっとは、かかっちゅうかも分からんけんど、道路からは、離れちゅうしまあ自然そのものよねと、自慢も添えて強調してやった。
が、料理自慢は出来ない・・・

この空が、飛行航路になっているかしょっちゅう飛行機が飛んでいたが、撮影しようと思ったらもう見えなくなっていた。

子どもの頃は、沢山あったチカラシバも、あまり見かけなくなっていたが、ユズ畑の一角ジュクジュクと水がわく場所に、これがチカラシバ?と思うほどの、黒々とした穂が輝いて見えたが、撮影は失敗。20日誘ってくれた彼女と、久しぶりにゆっくり話していたら、チカラシバが欲しいというので、実家の田んぼにあるから今度鉢に植えておくわと言ってある。
彼女は以前植えていたらしいが、芽生えたのをネコにかじられて消えたとか。チカラシバの良さがわかってくれる人がいて嬉しい。

センブリも、最近は少なくなり、林道縁は年に何回か刈られるので、草丈が短くなって貧弱に咲く。刈られても刈られても、子孫を残そうと咲くたくましさには感心する。あまり花のない時期に、マムシグサの赤い実は目立つ。
写真はユズ以外は11・12日撮影

70代3兄妹は、無理も出来なくなり、折角両親が植えてくれたユズも取りきることも出来ず、自分たちでいるだけ取ってそのままになっている。それでも今年は、かなり搾って昨年叔父たちにも送ってやることが出来なかったので、少しづつ送ってやって喜んでもらえた。
ユズを取るにはまず、畑の草を刈らないといけないし、取ったら坂道を運搬車で運ばないといけないし、兄がいないと出来ない仕事。
過疎の村では高齢者が頑張っているが、犠牲者も出ている。↓の嶺北の棚田でも、稲刈りをするためにコンバインを運転して田んぼに向かっていた男性が、コンバインが倒れ下敷きになって亡くなられたというニュースが新聞に載っていた。私と同じ75歳の方で、棚田のリーダーさんだったらしい。私はあの道も狭い坂道の棚田を見せて貰った時、これを維持するのは大変だろうと、風の山のユズ畑と重なってみえていた。
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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ユズを収穫 (fukurou)
2023-11-24 09:06:25
風様
おはようございます。ユズを収穫するのも大変なんですね。
棘があるのでそれで困るのかと思っていました。
下草を刈る作業から始めないといけないのは高齢者にはしんどいですね。
私も76歳になりましたから、草刈りや除雪作業がしんどくなっています。
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ユズ (おみや)
2023-11-24 09:27:31
おようございます。
ユズが大好きなのですが手に入りません。
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fukurouさんへ ()
2023-11-24 14:07:43
こんにちは
ユズの収穫も、今は低く仕立て。こまごまとした畑は区画整理されて、畑まで車の入れる広い道も付けているところもありますが、それは平野部の広い場所、昔からの山の斜面などに植えられた、高く伸びたゆずの木は、収穫不能となっています。

村も移住してきた若い方に、整備したユズ畑を管理して貰うとか(詳しくは知りません)
耕作放置した田んぼを村が買い上げて、まとめて整備して、シカやイノシシにやられないように、立派な柵で囲んだ中で、小さな苗木が育っています。

農家の子は後を継がず、村外からの若者がゆず栽培を希望する。時代ですね。
fukurouさん、ブログ拝見していると、私より若そうに思いますが、私より1歳お兄さんながですねえ。
雪景色にあこがれますが、除雪が必須条件ですね。

コメントありがとうございます。
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おみやさんへ ()
2023-11-24 14:15:37
おみやさんと以前メールでお話ししていましたが
住所はお聞きしてなかったように思いますので、ユズなら送ってあげられますが、
その後おみやさんのパソコンの都合で、メールが見られなくなったということでしたから、手段がなく残念です。
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おはようございます (虫主婦)
2023-11-25 10:54:28
ご近所の庭の柚子は、農家さんではないので、
どこも小さく仕立てられています。
大きく背の高い柚子は見たことがありません。

我が家はレモンの木がありますが、
地植えではないので栄養不足らしく、
全く実が成りません。
無農薬柚子、マーマレードにピッタリですね。
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こんにちは (多摩NTの住人)
2023-11-25 16:39:18
ユズ収穫はお疲れ様でした。高齢者の運転事故は悲しいですね。若い人の就農が増えているとは聞きますが、全国の農業を支えるにはまだまだわずかですね。
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虫主婦さんへ ()
2023-11-27 08:54:57
おはようございます。採り残したユズを諦めていましたが、まだこんなに温いので、果実もダメージは受けてないはず、せめて家の周りの古くからあるユズの木だけでも、収穫したいと欲を出し、ユズなどどうでもよい息子にも行って貰い、妹と姪っ子4人で取って、何とか絞るだけ終わらせて、後は家に持ち帰ってからということで、帰ってからが大変でした。

ユズ玉(果実)も、持ち帰っているので、風の山のユズ是非、味わって貰いたいと思っているので、今日か明日、郵便局に行ってこようかと思っています。ヒツジグサと同じ時間帯でいいですよね。
その時はメールします。
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多摩NTの住人へ ()
2023-11-27 09:17:46
ありがとうございます。何泊もしてユズ取りしていたころから比べると、出荷もしないし、取りやすい所だけ取って、拍子抜けするぐらい楽ですが、それぞれ歳をとったということを、しみじみ感じました。

嶺北の棚田を見た時、これを維持していくのは、大変だろうと思いながら見てきました。
お米とユズの違いですが、山間部の農業は似た感じだと思いますね。
実家も含め4軒のユズ畑がありますが、そのどれもが黄色く残っています。
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ユズ採り (ohisama)
2023-11-28 20:55:12
ほんとに連泊してユズ採りに精出していた風さんでしたね。
棘も痛いし家まで重いかごを何回も運ぶ様子が投稿されて人ごとながら大変だなあと思いながら読んでいました。
ユズとは比較にならない話だけど、こちらの雪かきも若いときはそれこそ(雪も軽いせいもあるけど)走るように何回も運んだことが嘘のように思えます。
温暖化の影響で今年の雪からは重い雪になりそうだとの噂もあります。ぎっくり腰にならないように気を付けたい。
話がそれたけどチカラシバは増えたら困るけど鉢植えにして眺めるのも趣がありそうですね。
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ohisama さんへ ()
2023-11-30 18:38:29
こんばんは
ありがとう。昔は若かったんやねえと思いながら
家の周りだけ取るだけにしました。
沢山生っているのを、取らないのは、植えてくれた両親に、申し訳なく思いますが、無理して事故でも起きて、悔やんでも遅いしねえ。
ユズは自分たちで決めて作業ができますが
雪は、いつ迄どれだけ降るのか、予想もつかない
作業だし、大変だと思います。
温暖化で重たい雪との予想、気が重いねえ。
チカラシバ、増えても困るけんど、穂の黒い色は結構いいなと思いました。
コメント遅くなってごめんね、帰って来てからも、ゆず仕事があって、だれました(疲れた)
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