ヒメフタバラン等

山で3泊4日もして来たので、中一日置いての山歩きはしんどいなあと思いつつも、エビナ（ナンカイギボウシ）のピーナツ和えも約束していた志…と目覚ましをかけて寝る。早くに目覚め山菜も炊いて詰め込んでいく。お昼に『これまずくても、おいしいと言って全部食べんといかんぜ、残したら傷つくきね』と容器ごと渡す。皆さん心優しい方ばかりなので完食して美味しかったと言って貰えほっとする（汗）

綺麗な水の流れ、この日はまだ日陰だと風を冷たく感じるぐらいだった。

ヤマザクラは満開、ヤマフジは途中では咲いていたが、上流では、まだつぼみが多く、ほんのわずか色づいているぐらいだった。



ツツジは、ウンゼンツツジが岩場にしがみつくように咲いていた。風の山に咲くウンゼンツツジとちょっと花は違うけど、どちらもウンゼンツツジだと言う。


目ざとい仲間が、カンアオイを見つける。花があるはずと、落ち葉をかき分けてみると花が咲いていたが、二つとも花びらと言うか萼裂片？の一枚が齧られて無かった。
私がちぎったのではないですからね。

↓これは別の場所で見つけた。齧られてなくきれいでした。風の山でよく見かける、トサノアオイ（だと思う）の花は（萼筒の口部）はつぶれているので、こんな花を見ると新鮮さを感じる。

↓ベニシュスランの鞘



この日の植物で一番の感激は、ヒメフタバランの群生！道端だったけど、落ち葉の中で目立たない花をつけているので、気を付けなければ見落としてしまうような感じだった。よくぞ見つけてくれました。

周りにも沢山芽生えがあり、これが育って咲いてくれると見事やねえ。と、言いながら撮影するも、風通しの良い場所か弱い茎は少しの風にもゆらゆら揺れて、手振れと合わせて大揺れやわと言いながらなんとか撮影したが、満足できるものはなかった（涙）

↓自然じゃないねえ、と言いながら誰かが、背景に紙を置いてくれた。

此処で撮影に時間と集中力を使い果たして暫く進むも、もう帰ろうよと引き返す。
明日は大荒れのお天気になるとの予報だが、嵐の前の静けさなのか、本当に静かな夜。

もう4月も5日も過ぎてしまった。