チェロ五十代からの手習い

57才でチェロに初めて触れ、発見やら驚きを書いてきました。今では前期高齢者ですが気楽に書いてゆこうと思います。

仕事の不安からちょっと抜け出し CDと合奏してみる

2007年08月30日 01時47分32秒 | その他雑感
 仕事が続きオケの練習に参加できないでいる。仕事のせいで帰宅は夜中ばかり。でも仕事は悪くないんだ。この仕事は自分で選択した道。好きな仕事をしながら、あこがれていたチェロも始めたのだから。仕事も中途半端、チェロも中途半端なのは嫌なので、優先順位は「まず仕事」の形をつけてから、チェロという順番。

 それでも不安とストレスが夜中に出る。仕事と一部チェロの夢を見てうなされているらしい。
 妻に言われた「あなたは夜寝てる間も仕事をしてる。少し言葉を発するのを止めたらどう。静かに瞑想するのもいいわよ」 うーん、おっしゃるとおりだけど・・
 仕事の仲間にも出張先で言われた。「寝ながら仕事してますね。はっきり分からないけど、商談してるのはわかりますよ」
 さらに学友の山小屋作りを手伝っていた夜には・・「健全じゃないぜ、その状態だと、夜休んでないということだろう、何とかしたほうがいいぜ」

 こう立て続けに指摘されると、確かに追いこまれていたようだ。それでもいつしか仕事の山場は過ぎ(心のプレッシャーが通過したのであって、仕事の本質は変わってないのだが・・)ようやく、ほっこりできそうな時間も取れるようになった。

 思えば50数年間、何とか生きてこれたんだから、これからだって新しい壁を乗り越えてゆけるし、そう簡単にへこたれたり、人様からの信頼を失ったりするなんてないんだと感じるべきなんだと思う。
 私には「心の癖」というものがあって、不安や心配が先に立ち、いつの間にか不安心理の中に浸りこんでしまうことが多い。そのことを私の仕事のパートナーであるプロの仕事人に話すと「要は悩んでるのが好きなんですね」と言ってのけてた。

 「ちきしょう、なんちゅうこと言うの!」と思っても、確かに不安や心配を味わっているのが好きなのかもしれないと思いなおす。これってマゾ的傾向? 
 でも もうそろそろそんな癖=心の傾向を脱してもいい年頃になっているんだ。冷静に実績・経験・これまでの自分の歩んだ足跡を振り返り、受け止めて「自己信頼」してあげよう。
 「明日もきっとうまくゆく」「顧客もきっと自分への信頼を裏切ることはない」と楽観的に見られるように脱皮してもいいんだから。

 本日も「不安」に駆られて、ある社長をホテルオークラで捕まえ、仕事の途中経過を共有したりした。その結果は・・予測どおり(これ嘘です、不安の中では予想もできなかったのですが)、なんら自分への信頼は失われていず、むしろ社長との2時間のコミュニケーションを楽しむことができ、さらに相手も私との時間から刺激を受け取ってくれたと実感できたのだった。

 だったら、結局そういう結果の連続が、今の自分をつくってくれているんだから、もっと自分を信頼し、人生を楽しむべきだと思う。楽観的に、大きな構えで、自分自身をも可愛がってあげないと。
 「自分を信じることが出来ない人間に、人を信頼することはできない」とその社長も話の合間で言っていたなー。

 かくして、久しぶりにチェロを取り出し、ギコギコやってみた。毎日10分でいいからチェロも可愛がってあげよう。CDのベト7にチューニングを合わせて、オケと一緒に練習している気分。次にチャイコフスキーのバレー組曲にも挑戦。
 オケで置いてけぼりの状態が再現されるけど、無用な不安、自責から少しばかり離れ始めているのを感じることができた。
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