チェロ五十代からの手習い

57才でチェロに初めて触れ、発見やら驚きを書いてきました。今では前期高齢者ですが気楽に書いてゆこうと思います。

オケを移籍し、明日から新しい世界に

2011年01月07日 23時54分02秒 | 市原フィル

新しい市民オーケストラへの入団が決まった。
明日から第一回目の練習が始まる。

これまで3年間お世話になったのは外房の中核都市茂原にある「茂原交響楽団」だった。
これからは、内房は市原市にある「市原フィルハーモニー管弦楽団」のお世話になることに。
潤沢な基金に支えられた茂原に比べ、ボランタリーに始まった市原は団員の自主活動が支え。
歴史も少し浅く ホームページで見ると、若く活発な印象だ。

どちらの楽団も練習会場、演奏会会場とも、自宅から40分程度のドライブで到着する。
(我が家は房総半島のちょうど真ん中、分水峰にあたっている)

市原フィルの演奏活動は少しゆったりと設定されているようだ。
「2年で3回の演奏会」だそうで、演奏会の間隔に今までより何ヶ月か余裕がある。
茂原では毎年定期演奏会、秋のファミリーコンサート、アンサンブルコンサート、
他のオケとの合同演奏など盛りだくさんの予定が組まれていた。

アマチュア団員とし一番怖いのは、仕事と演奏会のスケジュールが衝突すること。
いくら練習しても出られないのではつらすぎる。このことは仕事とのバッティングで思い知らされた。
幸い、いまのところ市原フィルの7月の演奏会には出られそうだ。

二番目に怖いというか哀しいのは、他の団員は弾きこなしているのに、自分だけ曲目が難しく歯が立たないこと。
さて明日から始まるオケの全体練習は、一体どんな感じなのだろうか。
演目はニールセンの「交響曲第2番」とシベリウスの「バイオリン協奏曲」と決まっている。

残念ながらニールセンという作曲家は知らなかった。
ウィキベディアすると、デンマーク一の作曲家で、マーラーと同時代くらいの人らしい。
どんな曲かもわからないので、まずはYou Tubeで聞き込み、CDも購入した。
送られてきた楽譜とCDを照合して聴きながら、大変な難曲だと感じた。
練習を始めてみたものの、残念ながら「演奏不可能」な部分が沢山出てきた。

レッスンのとき師匠に「ニールセンどうですか?」とたずねてみたら、
「これアマチュアでやるんですか・・・厄介なんですよね・・私も弾けないところがありますよ」
との答え。(無論、師匠はニールセンは全交響曲を経験済みだった)

んー、それほどの難曲をどうして選択したのかはまだ分からないが、
きっと市原の皆さんはチャレンジして乗り越えてゆこうとしているに違いない。

一方シベリウスのバイオリンコンチェルトは名曲だ。
美しい、切ない、研ぎ澄まされた、心に響く・・・バイオリンの高音、
暖かな、穏やかな、包み込むような、優しさに満ちた・・・・バイオリンの低音
その魅力が仇となって、CDについ聴き惚れてしまい、練習はほとんで出来ていない。

これから新しい仲間とコンサートに向けて恥ずかしくないよう、練習をしなければならない。
♯と♭が山のように出てくる速いパッセージにうなされそうだ。
厳しい7ヶ月になることを覚悟しよう。

自分にできることは、素直に自分の現実を受け止め着実に進むこと。
できるだけ、まっさらな気持ちで参加してゆこう。

コメント (2)
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