MONOGATARI  by CAZZ

世紀末までの漫画、アニメ、音楽で育った女性向け
オリジナル小説です。 大人少女妄想童話

眠り

2009-09-01 | Weblog
       眠り



暗い、深い夜に私は落ちて行く...
どこへ...それはからっぽの箱...それは満ち足りた墓...

風に舞う段ボール
きっと、さぞや...埃が目に痛いだろう

そんな...強烈な昼を鮮烈に焼き付けた、夜
それは黒いコートの裏地...凶暴な風にかいま見せる...はためく太陽の色
それは大切な秘密...唯一の紅...静謐な底辺

そんな
そんな、あてどない夜
落ちて行く私はジェット・コースターに乗る
巡る螺旋が永遠に....宵闇のスクリュー・コースター
イルミネーションは私と共に

悲鳴はかき消されはしないか?
笑いは見透かされはしないか?
体の奥で...脳の中で、魚が...身を翻す

その痛みを感じているのか...いないのか
誰も聞かない

稲妻のように腹部に青い縞の入った魚
魚は孕んでいる
低い気圧の中で卵が張り裂けている

血肉を食う魚...脳に巣食う秘密...その奥底を
誰も知らない

暗い、深い夜...それは深い、暗い水
CRY、CRY、again
再び、魚が鳴いている...耳をすませば
聞こえる。星が落ちる音、時が燃える音
生きてる証の昼と夜
強烈な赤
鮮烈な青





。。。。。。。。。。。。

ついつい久しぶりになってしまいます。

小説にあったイラストを自分で
なるべく描いてきたんですが。
もうあきらめました。
これからはイラスト&カットは
本文とはまったく関係のないものに
なってしまうけど開きなおることにしました。
これ以上、グダグダしてるのも
もう疲れました。
描けないものは描けない。
そのうちまた
描けるようになるかもしれないし。

この詩は
夢見がわるかった頃のものです。
なんだかな~ってときの。
うるうる悩んでるのって
冷静に見るととっても
ナルシスチック。。。。。。
そう思うことってありませんか?