北尾重政画 品川君游八景 入船の夕照
田辺聖子さんの本をよく読みます。
古典エッセイというか
源氏物語関係が多いんですけれど
小説は
かなり何度も読んでいるものが多いです。
この本については
文庫本の解説に永田萌さんが書いてる内容に尽きるのですが・・・
若い頃に読んだ時と
年齢を重ねてから読むのでは印象が違うのです。
中年の
互いに陰謀を尽くしながらも
共犯者としての
自覚を持ち理解し合う夫婦
それぞれが互いの利益のもとに
若者を追いつめて
ついに死に至らしめます
そして
初恋を貫き
自らが醜い汚いと思う大人へ
反旗を翻し
ただただ純粋に愛し合い求め合い
死をも厭わず
美しいままに
死に逸る恋人達
ただし
もはや恋人とは言えぬ
老いた夫婦
それぞれが
死を予見し
むなしく
自らの越し方を思い返すとき
彼等の手のうちをすり抜けて
魂が
白鳥となって飛び去った
若い恋人達
その恋人達は
かつては
彼等の中にも
存在していたのです
花見おどり 岩佐又兵衛画
二曲屏風部分 17世紀
まだまだススキノ
続きです。
松田くんですが
ひょとして『高田』でしょうか？
（読んだ人にしかわからなくてごめんなさい）
失礼ながら
まったくのノーマークでした。
でも役者は化けるのが仕事。
きっと空手の達人にして文科系
（文科系のイメージを強く意識した？）
うまく演じてくださるものと期待します。
映画のチームバチスタやガリレオのように
相棒が女性にされなかっただけでもまし。
（この登場人物の性別を変えるっていうのは
いくら話題性の為？としても反則ではないのでしょうか？）
右手に太陽を持つ女神は宇宙の象徴的表現
全身を男・女・動物で構成された獅子は
日の光遍く生物界を示す
インドのミニアチュール
（絵葉書裏の説明より）
ススキノ探偵シリーズを一気に
４冊読みました。
さすがにちょっとお疲れ
そして休憩
映画の原作としても面白かったです。
主役に大泉さんを持って来た慧眼に感服
私としては口が先に立つような主人公に
ピッタリと思っています。テキトーさも。
ハードボイルドとしてはどうよっていうのも
あるでしょうが
さまざまななりきり振りを見せてくれた
大泉さんにとても期待しています。
映画で化けてくれ！と。
ところで松田君は誰の役？なのでしょうか？？？
REDON,Odilon 1840-1916
Ophelia among the Flowers
今
東直己さんのススキノ探偵シリーズを読んでいます。
きっかけは勿論
大泉洋さん・・・です。
ファンといえばファンなんでしょうが
どうでしょう（笑）
彼が俳優全として鼻の穴膨らませてる時よりも
藤村Dさんとかに言われたい放題されてる姿とかの方が
好きなんで・・・
それって正当派ファンと言えるのでしょうか？
俳優としては『できる』と思っていますから
この作品の映画化は楽しみです。
