MONOGATARI  by CAZZ

世紀末までの漫画、アニメ、音楽で育った女性向け
オリジナル小説です。 大人少女妄想童話

時代の階段

2020-01-26 | 絵葉書

© RICHARD L SHAEFER

 

時代は見えていた

見えていたこともあった

今はもう虚しく

空気を掻いているだけなのか

それでも

私は

登っていく

 

 

 

 

 

。。。。。。。。。。。。。。

 

 

 

お久しぶりでございます

 

昨年はいろいろとありまして

ほんといろいろ

ありまして

 

一番は台風19号ですか

 

でも本当の1番は

気力?

 

一応、小説は書いておりますが

案の定、まだまだ

です

 

ここに人生50年、敦盛だとか

書いてから

なんと、もう10年?

来年で

本当に10年?と

当人も思っております

 

とりあえず

小説完成

小説掲載を

目指して

改めて今年は仕切り直して

頑張る所存

 

遅れましたが

今年もよろしくお願いいたします

 


人が仮面をかぶるとき

2019-06-26 | 絵葉書

Pierrot's Mask By Maxine Miller

©1978 Paper Moon Graphics,Inc.

 

こういうお久しぶりのときにこそ

仮面って被りたくなるものでしょうかね?

 

なんども懲りずに間が空いてしまう・・・

この頃はワンコブログでさえ間が空きがちで

反省すれども処置なしの私です・・・

 

一応、小説もやってはおりますが

予想通り

二匹のウサギを追いかけては

あっち行ったり

こっち行ったりの状態です

それでも少しづつ形が出来つつあり!?

 

もう長い話は書きたくないのに

ちゃんとしたもの書こうと思うと

どうしても長くなりそうで

先行き(すなわち我が体力と気力)がどっぷりと不安なり

ということで

 

 

ソネ風呂より転用のワンコ絵で

ごまかしまする・・・・

 

 

もうちょっと頑張るつもり

 

 


季節外れ 人馬宮殿

2019-04-20 | 絵葉書

SAGITARIUS

© W.Turnowaky Ltd,Tel Aviv.

 

イスラエルの絵葉書です

中東産は初めて

しかも

賢くも勇猛なケンタウロスどもが

うようよいるであろう人馬宮殿ですよ〜

 

砂漠は空が広いから

さぞや星がよく見えることでしょう

夜空も黒々と星は輝き

隊商たちを人馬宮へと導くのでしょう

 

美しいカードです^^

 

とか言ってますが

実際のところ

イスラエルは都会な装い?

砂漠はビル郡に変わりつつあるのかな?

 

今や

冷え込む砂漠の夜

星を見上げるのは

紛争地帯

自動小銃を抱えた

少年兵ぐらいだったりして?

 

 

 

いつかすべての人の上に

安らかな平和が訪れますように

 

 

  

 


おすましの瞳

2019-04-15 | 絵葉書

THE FLOWER BASKET  by Jessie Willcox Smith 

 

 

雪過ぎて

ようよう暖かく

なりにけり・・・

っと

思ったら

もはや、暑っ!

 

それにしても

意外に花かご

重そうでんな?

 

 

 

 


愛させてくれない人

2019-03-31 | 絵葉書

オブジェ Takagi Toshiko

陶器 Ooga Reiko

 

 

 

 

以前、

カウンセリングを受けた時に

私の問題へのキーワードをいただきました

『愛させてくれない、あなたが嫌い』

というものです

(あなたというのは母のことです)

自分の本心にはそういう言葉がある、と知って

カウンセリングを受けて良かったと思ったものです

 

愛させてくれない

半端ない

拒絶感

 

 

それでも

すごく小さかった頃

 

高熱を出した私をおんぶして

母親が医者に

連れて行ってくれたことが

一度だけ

 

たぶん

 

その背中の記憶

それがあるから

縁を全部

切らずにいるんだろうな

 

 

 

 

 

 

 

 


宝物の話

2019-03-24 | 絵葉書

© 小林美風『コップとお皿展』

 

 

 

 

兄から聞いた話です。

 

母のことはすでに書いていますが

それとは別に

うちはそれぞれが距離のあった家族でした。

兄は18で、私も20で。

まるで競争するように家から逃げ出しました。

それから父親が脳梗塞で倒れるまで

家族全員が揃うことはありませんでした。

 

やがて、父はアルツハイマーと診断されます。

父の入所した階は徘徊を防ぐために施錠されていました。

入り口で看護師さんに面会票をわたして開けてもらうのです。

その頃、まだ父は自分で歩くことができていました。

見舞いに行った日のこと。

 

滅多に来ない兄に喜んだ父は

子供のようについて回ったそうです。

服をつかんで看護師さんに紹介して回りました。

「これ、宝物」「宝物」

言語に症状が進んできていた父には

息子とか長男とかいうフレーズが

浮かばなかったのでしょう。

 

『タカラモノ』

 

 

 

 

 

。。。。。。。。。。。。。。 

それまで見舞いを母と私に任せきりだった兄が

ある時期から急に

父のことを常に気にかけるようになったこと

当時の私は不思議に思っていたものです。

 

 

 


海も語らず

2019-03-20 | 絵葉書

© Andre Marty / An restaurant

 

時が止まったようだ

ただ波が寄せるだけ

予感を弄ぶ手

彼が口を開くのは

いつなのだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


誰もが何かを

2019-03-17 | 絵葉書

© Julian Williams

 

待っている

 

待っている

二人

 

どうか

 

どうかご無事で

 

人は祈る

 

おそらく

鳥も

 

 

 

 

 

 

。。。。。。。

とっても好きな絵

誰もが何かを(誰かを)

待ち続ける

痛いほどに伝わる気がするのです

 

 

。。。。。。。。

また悲惨なテロ事件

帰れなくなった人

帰ることのない人を

大勢の誰かが家で待ち続けることになった

 

どうか

亡き人の魂の一端でも構わない

めぐりめぐって

たどり着きますように

いつまでも待ち続ける人に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


姉御!

2019-01-31 | 絵葉書

©Bettina Rheims

 Nadine a la cigarette.Paris (1986)

 

クールビューティお姉さんでございます

髪型も当時っぽくて

かっこいいでありますね

腕っ節の強さもアピール中

 

 

 

 

 


フィメール〜女から女へ

2019-01-30 | 絵葉書

Collection "PORTRAITS"

©Bettina Rheims

Sasha Robertson.Paris(1986)

 

女性ばかり撮ってる女性写真家さん

と、いうことで

私と趣味が合いそう

でもこの写真展は随分と昔のこと

現在も進化を続けてる

 

な、懐かしい・・・

パルコが時代の先端を行っていた?頃

 

 

 

 

今なんて時代の先端なんぞを

うっかり見ようもんなら

不吉なものがいっぱい見えそう・・・

 

2分される世界

果たして

自分は

どちらの側につくのだろうか

 

なんてね

 

より自由で寛容な方へと

選び続ける勇気を

神よ

私に

与え給わんことを

 

 

 

 


灼熱プレート

2018-12-12 | 絵葉書

Scrap Metal Series

Photography by Nicola Gissing

 

召し上がれ

中古のロボットがそう言って

差し出したのは

一枚の皿であった

 

熱々のコイルが

まだ煙を上げている

 

こんなものは人の食うものじゃない

俺がそういうと

ロボットは少しだけ悲しそうに

これはアートです

目で楽しむものなのです

と答える

 

どうやらこの星も俺の

目ざす目的地ではないらしかった 

 

 

 

 

。。。。。。。。。。。。

以前、診察を待っていた病院の待合で

母親にすごく罵られている少女を見かけたことがあります。

とにかく患者らしい母親は付き添いの女の子を

顎で使うその言い回しがすごく痛い、きついのです。

その子の車椅子の扱いなどをいちいちダメだしし

馬鹿だのグスだの付け加えます。何もかも気にくわない。

他の人も聞いているその場所で、

その子の日常まで全否定です。

その合間に携帯で話している相手

どうやら家で留守番している男名前(弟?)には

小さい子に話すような猫なで声

我慢して待っててね、などと口調までガラリと変わる。

終始無言で暗い表情の中学生ぐらいの彼女に

私はかつての自分を見るような気がしました。

そのうち少女はまた怒られて

どうやら院内にお使いに出されるようです。

追うようにトイレに立った私は最後まで迷います。

『逃げれるから』

そう言ってあげねばいけない気がしました。

『早く大人になって、働いて逃げればいい。』

 

私がそうだったように。

 

だけど結局のところ

それを言ってあげることはできませんでした。

 

それを言われたところで

彼女が受け入れてくれるのか

私は自信がなかったからです。

 

 

 

今でも

思い出すと

今も

迷います。

 

 

 

 

 


火星の残像

2018-12-11 | 絵葉書

Scrap Metal Series

Photography by Nicola Gissing

 

遥かな昔

火星にあった文明が

赤く滅んで砂になりました

 

風が吹くと

聞こえます

 

砂と砂が擦れる音

骨と骨が軋む音

 

耳をすまさないと聞こえない

かすかな

かすかな

鳴き声です

 

 

 

 

 

 

 

 

。。。。。。。

小説はなかなか

こんがらがっております

もともと構成力低いからねぇ〜

あーだこーだ、です

 

 

 

。。。。。。。。

生涯にあって障害でもあった?

我が母がいよいよ弱ってきたようです

かといっておそらく

『学びの石』でもある彼女

まだまだしぶとく生きていてくれるものと

思ってはいるのですが・・・

実は

そんな気持ちは30%(えへ?)

母にして子あり!

情の薄い娘であることよ≥≤

 

 

 


エゴン・シーレの猥雑-4

2018-11-27 | 絵葉書

© EGON SCHIELE

Liegender Weiblicher Art.1917

 

ようやくこのシリーズの最後に・・・

 

 

 

 

。。。。。。。。。。。。。。

久しぶりに人様のお手伝いをして

ドラゴンの絵をたくさん描きました^^

 

我が地方はモノホンの龍がたくさんいる

『龍銀座』らしいです(あくまでらしい、ね)

つまり自然の『気』が

それも『水の気』が

満ち満ちている、場所らしい

 

霊感のある人なら『視える』とか・・・

ちょっと見たい!

 

それに龍って山を何巻もする巨大なものから

ちっさい龍もウロウロしているとか・・・

小さい龍とかが遊びに来てくれないかしらん

 

ところでそのお手伝いの過程で

龍も『柱』って数えることを知りました(八大龍王さま限定?)

『神仏』なんですね〜

(1匹、2匹とかいうのは不敬に当たるのかな〜)

 

 

 

 


エゴン・シーレの猥雑-2

2018-11-09 | 絵葉書

© EGON SCHIELE(1890-1918)

Sitzende Frau,1917

 

さて。

いよいよ猥雑の始まり?

でもシーレって変態裸体画だけではなくて

風景画や静物画も描いていたんですね〜

 

シーレの裸体以外の絵を見ると

ゴッホに影響されたってのも

うなづける気がします

 

ゴッホの絵って目には見えない

大地や生物の持つ不可視のもの・・・

エネルギーというかオーラというか

そういったものが実は

見えていたんではないかと・・・

そんな感じ?

 

そういった同じようなものを

エゴン・シーレの絵にも

感じる気がするんですよ〜

(あっくまで、私見っす!)

 

 

 

 

 


エゴン・シーレの猥雑

2018-11-03 | 絵葉書

© EGON SCHIELE (1890-1918)

Gruppe von drei Madchen,1911

 

猥雑って書いたけど

これは違いますね

どちらかというとエゴン・シーレっぽくない絵?

(シーレっていうとすぐほら、女の裸、

 それも生々しいって印象・・・)

これは裸どころか

『群像』ってか?

青春群像ってタイトルでもいけそう

 

なんだか現代イラスト的ですよね

こういうのもあるんだなぁーとか

思ったものです

 

そう、これも

クリムトとエゴン・シーレ展(確か)で買った

絵葉書のシーレ側・・・・のはず、

 

 

嫌んなります

なんでも記憶の彼方の最近

日記とかちゃんとつけていればよかった?

 

 

でも

なんか

記録に残すっていうか

ずっと残るっていうのも

なんだかある種

欲が深いというか

収まりが悪いような・・・

いわゆる『痛さ』を感じるんですよね

 

 

すぎた時間は

潔くどこかの誰かの

記憶の隙間で次第に薄くなり

やがては消え去っていくのが

よいのではないかと

そう思う気持ちがあるんですよ・・・