MONOGATARI  by CAZZ

世紀末までの漫画、アニメ、音楽で育った女性向け
オリジナル小説です。 大人少女妄想童話

千代さん

2008-04-30 | Weblog
千代さんの話をします。
正確には千代女。
私の先祖、係累の方だと思われます。
おそらく、明治時代に生きられた方。

千代さんは頭のいい女性でした。勉強も好きでした。
女が勉強してなんになるかという時代。
そこは東北の田舎。家は大きくて当時としてはお金持ち。
千代さんは結局は家長に逆らえず
お嫁に行きます。
子供ができませんでした。
お姑さんともうまくいきませんでした。
旦那さんが好きだったのかは疑問です。
おそらくどっちでもなかったのでしょう。
旦那さんは守ってくれなかった。
だって千代さんは胸を患い
実家に帰ることになったからです。

実家に帰った千代さんは離れでずっと過ごすことになりました。
家は長兄が継いでます。
労咳を患う出戻りの妹は恥ずかしいもののように隠されました。
千代さんは亡くなる時は一人でした。
誰にも看取られることなく亡くなりました。

これが千代さんの物語です。

私は彼女に会ったことはありません。
写真も系図も残っていません。
実在した証拠は今のところありません。


実は
彼女は私がカウンセリングを受けた時に現れた
霊と思われます。
ひょっとしたら前世かも。

初めてのナチュラルな体験でした。
言葉や情景、情報がものすごいスピードで意識に溢れていきました。
形にするのがもどかしい程の早さ。
湧いてくるというのがおかしいなら
始めからそこにあって隠されていたものが
覆いが一息に外されたような、とでもいいましょうか。
(まさにオカルト、隠されしものです。)

この時に偶然?居合わせた友人がお坊さんでした。
千代さんは彼女に観音経をあげて欲しいと
私を通じて伝えて来ました。
友人が快くお経を上げてくれた間、
眼を閉じた私のまなこに
炎に照らされた
観音菩薩が見えました。
そして小さな火花のような光りが
周りをくるくると回って
上にふっと飛んで行きました。
それが千代さんだったのでしょうか。

千代さんは今度、生きることがあったら
女性の為のお医者さんになりたいと言ってました。
今頃はもうどこぞで
再出発を決めて勉学に励んでいるかもしれません。
彼女の幸せを祈ってます。

この時は書ききれないほど
偶然?な不思議なことが続きました。
おもしろいな~とほんと、思います。

お化けは見たことがないし、絶対見たくないんですけど。
色々と感じることはまま、あります。
不思議な話が大好きですね。
実際、大半の方は好きなんじゃないでしょうか。

千代さんは私の中に埋もれていた
物語とも言えると思うのです。


ノンタイトル

2008-04-27 | 漫画
ただ
暗がりの中で
笑い声がするばかりです

飛ぶ記憶について

2008-04-23 | Weblog
飛ぶ記憶に付いて



イギリス映画でバーディって言うのがありました。
あれがなんかとっても好きだったんです。
その辺がその頃から大好きだったバンドのイメージと重なって
そんな同人に載せた作品。
観念的なくせに恥ずかしい直球勝負。
この頃はこういうのが
クールだと思っていたんです。
今ならもっと違うようにできたかな~?

アップする為に途中は細切れ。
でもおかげで幾分、大きくなった。
大きさが違うのはよくわからない・・・
同じようにやってるはずなんだけど。

長い漫画だったら
載せるってかなり手間でしょうね。
でもそのうち
できたら載せてみたいです。
希望的願望なりけり。


飛ぶ記憶-7

2008-04-22 | 漫画

飛ぶ記憶-6

2008-04-22 | 漫画

飛ぶ記憶-5

2008-04-22 | 漫画

飛ぶ記憶-4

2008-04-22 | 漫画

飛ぶ記憶-3

2008-04-22 | 漫画
今夜
通信がある

飛ぶ記憶-2

2008-04-22 | 漫画
月が昇る

飛ぶ記憶-1

2008-04-22 | 漫画
飛ぶ記憶