地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

「地殻」は「氷」と同じ

2016-07-19 04:28:43 | 日記
 液体の上に固体が浮かんでいるという状態なのが「地殻」。山登りをしたときに、溶岩を持ってみると重い。これ、マントルの比重より地殻の比重の方が小さいから、液体の上に固体が浮いている現象になっているんだろう、ということですね。おそらく、地球ができたときには全体がドロドロした液体状態だったものが、比重の高いものが中心に集まり、比重の小さいものが表面で徐々に冷えていった、と考えるといいのではないでしょうか。

 これと似た現象を自然界で探すと、やはり「湖に張る氷」。内部は液体のまま、徐々に表面が凍っていき、最終的には湖面全体を覆う、というふうになっていきます。ところが、地球は自転していますから、当然、表面に張った地殻の元になるものも動きますよね。そうなると、流氷のように考えるといいでしょうか。氷の塊が移動して、海面を埋め尽くすという状態になります。そして、さらに、その流氷がピッタリくっつき、その上に雪が降り積もると、一面大地のようになるんですね。
 地球でも同様のことが起きていたと考えるといいのではないでしょうか。地殻の元になる塊がピッタリとくっついた状態になって、その上に風化した土や植物などの死骸が積もって、見た感じ大地のようになっているんです。

 でも、海流の関係で動き出すと、その氷山どうしの間に当たるところで、上に積もった雪に亀裂が入ります。これと同じ現象が、地球で言うと「断層」。ただ、地球の場合、ずっと冷やされている状態ですから、氷山の境目が溶けたり、底のほうにあるマグマが冷えて接着剤の役目を果たしたりと、氷山どうしがくっついたようになっていきます。そうやって、小さな塊が集まってできた大きな塊を、理論上「プレート」と言っているんだと思っています。でも実際は、氷の生成状況から考えると、大きな一枚岩のような塊が最初からできたとは思いません。おそらくユーラシアプレートあたりは、表面上くっついているように見えるだけで、本当は、もっと細かな塊に分散されていたのではないか、と思っているんです。

 ですから、今回の熊本の地震は、プレート境界ではなくプレート内部の地震ですから、この生成過程でできた細かな塊が動いて起きた。そして、地震が連続して起きているという事は、今まで地殻の接着剤の役目を果たしていた部分が抜け落ちたか、楔となっていた塊が抜け落ちた、それで、他の塊が動くのに歯止めが効かなくなっているのではないか、と思っています。
 そして、おそらくは新潟中越でも、四川省でも、同様のことが起きたのではないかと思っているのですが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする