日本の戦後政治に深くかかわり食い込んだ読売新聞牡の渡辺恒雄。その生き方や考えかたを政治史の裏面を含め描いた番組が昨夜放送された。。かつてのNC9のキャスター大越健介がインタビュアーを務めた。
マスコミと政治は一定の距離を保ち、批判的に見るのが常道だが、渡辺の場合はそれだけにとどまらず、政治家の懐に深く食い込み国益とは何か交渉の行く末にまで関与した。日韓正常化交渉や請求権への解決金などにも影響力を及ぼし、日韓の現代の姿をある意味形づくった。政界や政党への食い込みも激しく、朝から晩まで自宅玄関先に立ち接触の機会を狙った。子供と仲良くなる才能もあり親しくなっていった。
歴史の断面をこうして切り取ることで歴史の真実や真相が明らかになる。映像史的にも貴重で後編も期待したい。