今回の新型コロナ騒動でも、うわさが飛び交い、様々な影響が出ているケースがある。石油危機の時のトイレットペーパー騒動や品不足報道など、思わぬところに飛び火して小火(ぼや)が大火のように瞬く間に飛び火して大ごとになるケースもある。関東大震災の時の朝鮮人虐殺事件などもうわさがうわさを呼び、疑心暗鬼が募り大事件に拡大していく。不安を呼ぶ人間心理に漬け込むことが多い。
出所は様々で昔であれば「井戸端」の世間話が主だったが、PTAなど親が集まる集いやスポーツクラブなど多くが集まるところでも噂の発生源となりうるところがある。
最近は各市町村でもホームページなどでうわさに対する警戒を呼び掛けているケースも多い。噂はさもありなん、ありそうだなどもっともらしいところで伝播する。市町村情報や確実なメディア報道などに頼るようにしましょう。
閑話休題、今朝の読売新聞の編集手帳のコラムでもこの問題を取り上げ、デマはさもありそうなことを触れ回る特徴があるという。トイレットペーパー騒動の場合「原料の紙のほとんどがマスクの製造に回され、足りなくなった」などの話がそうだと指摘する。
一度立ち止まって考える。これが対処法の基本だ。すぐ鵜呑みではなく距離を置いて考えるそれが大本だ。