かつて我が家には「カプチーノ」という猫がいた。後ろ足が不自由で、骨を支える鉄が入っていた。それでも階段は元気に上り、不自由さは感じさせなかった。居住空間は一階だが、トイレは二階にあり、階段上りは運動にもなっていたみたい。後年は日向ぼっこが大好きで、好んで日光浴をしていた。時折イヤイヤながら私のアグラに丸まってって入って寝ていた。カプチーノは毛の色から名づけられた。白と茶色の縞模様が結構はっきりしていて、鼻のあたりも区分けされていてハンサムネコ?といってもいいぐらいだ。十数年生活を共にしたわけだが今ではカプチーノを思い出す品々は処分し、面影は少ない。コーヒー色のカプチーノ今頃どうしているだろうか。久しぶりにカプチーノの話を書いた。