8日、ハヤブサ2が採取した小惑星の試料がに日本に帰ってくる。チャーター機で密封した容器に入れられての帰還だ。羽田到着後,JAXAの宇宙科学研究所に運ばれ、12月の下旬以降に容器は開封され、重量の測定や顕微鏡観察などがおこなわれるという。来年の6月以降に初期の分析が始まり、持ち帰った試料の10%はアメリカのNASAに、40%は将来の研究のために保管されるという。たしかに現代科学も日々進化、さらに新たな研究手法が確立されるだろうから、焦る必要はない。実験や分析の結果有力な物質が見つかっただけでは「生命の材料」とは言えないという。
その物質がどのように動いたのかを知る必要がある。太陽系にある天体がどう動いたのかということだ。太陽系の「惑星」は小さな「微惑星」が集まってできたとされている。その意味で「リュウグウ」は「微惑星」の面影を残しているのではと期待されている。天体が破壊と生成を繰り返し、太陽系が出来上がった謎が解き明かされる可能性が大だ。こうした研究成果や過程は2022年以降に明らかにされる。解析結果はいかに・・・「なるほど鑑定団」の決まり文句のようだがその分析結果が待たれる。いつオーストラリアからの飛行機が戻るか、正確な時刻はまだ公表されていない。向こうからは10時間はかかる。待ち遠しい限りだ。