岐阜の画廊 文錦堂

gooブログ始めました!

☆私の一押し作品《内村 慎太郎 陶展・酒器編1》☆

2012-12-06 08:20:04 | 工芸
皆さん、おはようございます。

今朝の岐阜は、空気が澄んだ冬の空が広がっています。今日も寒いです・・・。
この時期は、やっぱり温かい鍋料理と日本酒に限りますよネ。皆さんのお宅の今晩のお料理は???

さて、今日も「私の一押し作品」コーナーとして、選りすぐりの作品をご紹介していきたいと思います!!
今日は、皆さんお待ちかねの『酒器編』です。今回の出品作品は、大変出来の良い作品が多々ありますので、今日と明日の2日間に分けてご紹介させて頂きます。
それでは、慎太郎さんの珠玉の酒器群をお楽しみください!!

先ずは後列左から、失透性の藁灰釉を掛けることにより、焼き上がりの釉調に青みを帯びた色を斑に生じさせる「斑」作品から、



   「斑唐津徳利」 H13.2×D 9.0cm (売約済

   「斑唐津たちぐい呑」 H 5.8×D 6.8cm (売約済

いつの頃か、よく愛酒家の間では「備前の徳利に唐津のぐい呑」と言われます。
唐津のぐい呑は、絵唐津や皮鯨など多種多様ですが、取分けこの斑唐津のぐい呑が好まれるそうです。
この藁灰釉の淡い柔らかな白が、酒をなんとも美味しそうに引き立たせ、古来より愛酒家の酒を進ませたのでしょう・・・。

さらには、“山瀬”の土を使用した作品も。



   「山瀬斑徳利」 H11.3×D 7.7cm ¥18,900-

   「山瀬斑盃」 H 3.7×D 7.4cm (売約済

既に長年にわたり使用されてきたかのように古格を漂わせる、



   「山瀬徳利」 H11.0×D 7.7cm (売約済

   「山瀬盃」 H4.2×D 8.5cm (売約済

古窯址も多い“山瀬”の地は、唐津焼の重鎮 田中 佐治郎先生が住まわれていることでも有名ですが、いにしえから陶工たちに愛されたこの“山瀬”の土は、美濃の“もぐさ土”に似てビスケットのようなざっくりとした手触りが特徴です。
非常に希少な土で、使うほどに細やかな貫入が入り、とても味のある雰囲気へと変化するそうです。

最後は、藁灰釉と鉄釉を掛け分けることにより、それぞれの釉薬が溶け合い、変化に富んだ趣を見事に表現された



   「朝鮮唐津徳利」 H12.5×D 9.5cm ¥21,000-

明日も、「酒器編2」をご紹介致します。皆さん、乞うご期待!!!
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ☆私の一押し作品《内村 慎太... | トップ | ☆私の一押し作品《内村 慎太... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

工芸」カテゴリの最新記事