岐阜の画廊 文錦堂

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ちょっと育ててみたい土肌~焼〆~

2013-07-03 13:46:32 | 工芸
皆さん、こんにちは。

今日の岐阜は、断続的にが降る梅雨空の1日です・・・。

スッキリしない天気が多い梅雨空は、気分もダウンになりがちですが、そんな時は、気分転換に愛着の品の魅力探しをするのも良いかと思います。
ということで、今日のテーマは「器の見所」です。 改めて、隅々まで見て見ると思わぬ再発見がありますよ!!

今日ご紹介するのは、先の「焼〆展」でもお世話になった細川 護光さんの「焼〆徳利」です。



   細川 護光 作 「焼〆徳利」 H13.4×D 9.9cm・・・・・¥15,750-

かつて熊本藩主であった細川家の現当主で元内閣総理大臣、現在は陶芸家や書家、画家としてもご活躍されている細川 護熙氏を父に持つ細川 護光さん。
熊本に窯を開窯されてからは、鉄分の多い地元の土を活かした焼〆作品を多く制作されています。

 金重の「窯変」を思わせるような景色。 赤い緋色が隈取の如く境界線上をくっきりと彩ります。

酒を含ますとどんな感じに変化するのだろうかと好奇心を膨らませながら、少し水分を含ませてみました。

 渇いていた漆黒の器肌が、息を吹き返すかのように次第にしっとりと赤味を増していきます。

なんとも育ててみたいと思わせる徳利でした!!

細川 護光 (ほそかわ もりみつ)

1972年 熊本県生まれ 「伊賀土楽窯」福森雅武氏に師事し、父、細川護煕氏の神奈川県・不東庵を経て 2006年 熊本に開窯
2008年 京都思文閣で初個展を開催

個展・グループ展を中心に活動する。
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