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☆私の一押し作品《親子編》☆

2012-01-20 09:37:37 | 工芸
皆さん、おはようございます。
今日は全国的に低気圧の影響で悪天候のようですが、岐阜も朝から雨模様です。

先週14日(土)から開催致しております「酒器展」も、早いものでもう終盤戦を迎えます・・・・・・。
おかげ様で、連日多くの酒器愛好家の方々にご来廊賜わり、大変賑やかな展示会となっています。

さて、「私の一押し作品」ですが、今日は《親子編》と題して、信楽焼の名工であった故 古谷 道生先生と御子息 和也先生の親子作品をご紹介致します!!

先ずは、古谷 道生先生の信楽作品です。器体正面に流れ星の如く彩られた緋色が鮮やかですねぇ~!!



古谷 道生「ぐい呑」 H5.7×D6.6cm・・・・・(売約済) 野趣溢れる信楽の土の魅力を見事に表しています。

 【裏面】 信楽焼の魅力である鮮やかな緋色と軽い焦げ。

 【見込み】 酒を含むと映えそうな緋色。

 【高台】 独特の少し高く削り出された高台。

 【箱書】 細く小さめな書体。

次に、御子息 和也先生の作品です。滋賀県と三重県の県境で接する信楽焼伊賀焼。共に琵琶湖に堆積し約300万年前に隆起した木節と蛙目の粘土で作られていますが、その作風と焼き上がりは全く異なります。



古谷 和也「伊賀ぐい呑」 H6.2×D6.0cm・・・・・¥12,600-(売約済) 焦げと緋色が織り成す景色が見事です!!

 【裏面】 炎の洗礼を激しく受けた焦げ。

 【見込み】 淡く彩る緋色の景色。

 【高台】 亡父 道生先生譲りの高く削り出された高台。

古谷 道生先生(1946~2000)は生前30基もの穴窯を作られ、著書「穴窯 - 築窯と焼成」(理工学社)を発刊されるなど、穴窯を志す多くの若手陶芸家に多大な影響を与えられた伝説の陶芸家です。残念ながら平成12年54歳の若さで亡くなられましたが、今もなおその人気は衰えることがありません。私の大好きな陶芸家の一人です!!

御子息 和也先生(1977~)も亡父 道生先生のご遺志を受継ぎ、次代の信楽焼を担う陶芸家として各方面からその将来を嘱望されています。今後の活躍がますます楽しみな若手陶芸家です!!

明日も、引続き《親子編》をご紹介致します。お楽しみに!!
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (岡山の田舎者)
2012-01-20 16:49:47
私も古谷和也さんは好きな作家さんのお1人です。

お洒落なメガネに髭を蓄えておられ、とてもお洒落な若者ですね。

残念なことにお父様のお作品にはいまだめぐり会っておりません。

これからめぐり会いたいお作品のひとつです。
返信する
良い作品ですね。 (道生命)
2012-01-20 22:18:33
初めて投稿します。

古谷道生先生の作品は私も大好きです。

この作品も良いですね。

和也くんの作品も今後注目します。
返信する
親子の競演!! (文錦堂若)
2012-01-22 14:55:12
岡山の田舎者様

いつもコメント有難うございます!!
今回は、古谷道生先生、和也先生の競演をブログにて演出してみました。
親子の作品を並べ呑み比べるのも、コレクターの楽しみの一つではないでしょうか。
今や伝説の陶芸家となられている道生先生、良いですよ~。
良い作品が手に入ると良いですね。
返信する
初投稿有難うございます!! (文錦堂若)
2012-01-22 18:59:27
道生命様

はじめまして。
初投稿有難うございます!!

私も古谷道生先生は、最も大好きな陶芸家の一人です。

御子息 和也さんも次代の信楽焼を担う注目の若手陶芸家です。

これからも応援してあげて下さい!!

今後とも宜しくお願い致します。
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