岐阜の画廊 文錦堂

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週末特別企画!!/うぶ口編

2017-10-29 11:25:05 | 工芸
皆様、こんにちは。

2週続けての台風接近となった週末ですが、いかがお過ごしでしょうか。
岐阜も朝からが降りしきる生憎の空模様となっていますが、どうぞ台風の進路には十分にお気をつけください。

それでは、今日も「週末特別企画」と題して、新たに入荷してきた作品をご紹介したいと思います。
今日ご紹介する作品は、先日お客様から買取させて頂きました【花器】2点です。
長年に亘り茶道をなされてきたお客様が収集された目筋の良い作品ばかりで、草花が豊富なこの季節に是非活けてみたいものです。

業界用語でお客様から出てきた作品を≪うぶ口≫と称し、目垢がついていない分、業者間では高値で取引されます。
今回は特別価格にてご紹介させて頂きます。 是非、この機会をお見逃しなく!!

先ずは、「備前焼中興の祖」と称される金重 陶陽 (1896-1967 無形文化財保持者)の作品から。
この作品は、平成17年に名古屋三越栄店にて開催された【備前二人展 金重陶陽・安倍安人】に出展された図録掲載作品です。
「焦げ」「桟切」「胡麻」など、金重備前ならでの多彩な景色が楽しめます。



   金重 陶陽 作 「備前筒花入」 H24.4×D 8.5cm・・・・・(売約済

 刻印は「ト」。

 蓋裏には、裏千家一五世 鵬雲斎による書付。

 漆箱による二重箱仕立て。

 黄布に栞付。

 



続いて、お亡くなりになられて四年、今なお人気が衰えない一四代 酒井田 柿右衛門(1934-2013 無形文化財保持者)の作品も。
「濁手」による品格溢れる趣は、紅葉が錦の様に彩るこの季節にピッタリです。



   酒井田 柿右衛門 作 「濁手蓼文花器」 H24.2×D11.4cm・・・・・(売約済

 蓋表。

 蓋裏。

 共布に栞付。

コメント
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