岐阜の画廊 文錦堂

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私の一押し作品!!《古谷和也・矢野直人 編/茶碗展より》

2015-10-11 10:41:01 | 工芸
皆様、おはようございます。

今日の岐阜は、朝からが降る生憎の空模様となっています。

さて、先週末3日から開催致しておりました~心静かに一服を服する~ 茶碗展」 も、本日無事に最終日を迎えることが出来ました。
文錦堂“初”となる「茶碗展」でしたが、昨日も朝から閉店時まで切れ目なくお客様がお越し下さるなど、会期中は大変賑わいのある展覧会となりました。
ご来廊賜わりました多くのお客様方ならびに本展開催にあたりご協力賜わりました各先生方に対して、この場をお借りしまして改めて厚く御礼申し上げます。

それでは、今日も「私の一押し作品!!」と題して、現在開催中の~心静かに一服を服する~ 茶碗展」から選りすぐりの逸品をご紹介致します。
今日ご紹介させて頂く作品は、次代の信楽唐津を担う古谷和也さん、矢野 直人さんの新作茶碗です。
今展では、お二方に割高台をテーマとした 文錦堂オリジナル茶碗 を制作して頂きました・・・。

先ずは、次代の信楽を背負って立つ古谷 和也さんの作品です。
割高台の力強さを引立たせるべく、通常用いる土に比べて、かなり粗めの土を用いた意欲作には、初発表となる「鬼伊賀」という名称が付けられました。



   古谷 和也 作 「鬼伊賀茶碗」 高10.0×径16.4cm ¥140,400-

 隆々とした兜巾(ときん)が見て取れるなど、迫力十分の割高台。  



   古谷 和也 作 「伊賀割高台茶碗」 高 8.5×径14.2cm (売約済

 まるで、湖水かと思わせる様な神秘的なエメラルドグリーン色したビードロが印象的な見込。

続いて、唐津の人気作家 矢野 直人さんの作品です。 矢野さんならではの洗練された趣を漂わせる作品は、今展でも注目を集めていました。



   矢野 直人 作 「朝鮮唐津割高台茶碗」 高 7.0×径13.2cm (売約済

 鉄釉と斑釉が融合し、幻想的な景色を見せる見込部分。



   矢野 直人 作 「唐津(山瀬)茶碗」 高 5.2×径15.2cm (売約済

 高台内の削りによって出来た縮緬皺など、改めて山瀬の土の素晴らしさを感じさせます。

明日は、皆様お待ちかねの「池田 省吾 編」です。 乞うご期待!!
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