田縣神社(愛知県小牧市)
旅の3日目。米原駅前のホテルを出発。愛知県犬山へ向かう。
まだ参拝できますか?
岐阜県小牧市の「田縣神社」。ちょうど境内を通りがかった巫女さんに訊くと大丈夫という。午後4時40分をまわり初冬のこの時刻としてはもう薄暗い。
急いで本殿に向かうと、いました、いました、いや、鎮座しておられました。
太さも長さも超巨大な"男根"が特製の台座に奉納されているのです。照明のせいでテカテカ、つるつると光り、圧倒的な存在感で迫ってきます。近づいて、つい触ってみたくりなります。が、それはかなわないでのお賽銭をいれ、家内繁盛、旅の無事を祈ります。
田縣神社本殿
神社縁起によると毎年3月15日に巨根を曳き歩くお祭り、「豊年祭り」がある。そうとう賑やかな祭りのようだ。
未だ見たことは無いが川崎市大師地区の「かなやま祭り」も巨根を曳き歩く祭りらしい。
旅先で男根が祀られているのを見たのは、山口県俵山温泉の麻羅神社、秋田県の湯治場である蒸ノ湯、藤七温泉 淡路島の立川平家村民族資料館などである。
しかし、サイズ的には、いずれも田縣神社には負ける。
俵山温泉麻羅神社 蒸ノ湯の金精様 藤七温泉 淡路島立川平家村民俗資料館
本殿からさらに奥宮に進むとここにもたくさんの巨根オブジェが林立している。なかなかの迫力である。もちろん子宝祈願、家内繁盛、子孫繁栄を願って奉納されたものだろう。
・・・・・いつのまにか5時を過ぎてしまったようだ。さっきまで電気が灯いて巫女さんたちの姿があったのに社務所のシャッターが閉まっている。
奥宮にも・・・ 長さはなんと2.5メートル
奥宮では"脇侍"たちが控える
神社の隣にスーパーがある。そのお菓子やさんに写真のような大小さまざまな飴がワゴンに山積みになっていた。
わたしも土産にひとつ購入(誰へのミヤゲなのか迷うところだが・・)
これ売れますかぁ と店のおばちゃんに訊くと
売れますよう、ここは観光バスがよく来るから・・・、週に2回も飴やさんが補充しにくるからね
お祭りの日はクルマで入ってこれないから電車のほうがいいね、うん、明るいお祭りだからね、是非見に来てくださいよ。
こんな感じのお祭りらしい(ポスターから)
世の中には珍風景をさがし求めてる人が結構いるんですね。そのなかでも超有名なのが五十嵐麻理さん。
この女性、何がすごいかというと100万アクセスを超えるサイトをいくつも運営しているひとなのです。
そのひとつが全国のB級珍スポットを紹介する「日本珍スポット100景」。
えぇ~!!何これ的な風景、建物ものからちょっとエロチックな秘宝館にいたるまで、ただただ珍宝への愛が感じられる不思議な五十嵐ワールドです。彼女へインタビューしたサイト(2008年8月)をみても年齢不詳、
謎めいたプロフィールの持ち主ですが知性の高い女性であることは分かります。
今回の旅で田縣神社へ行ってみようかな、とおもったのは実は、昔見たこのサイトを想い出したせいでもあります。
ちなみに、
田縣神社の「豊年祭り」はこんな感じで紹介されてます。
ついでに田縣神社からクルマで5分くらいのところにある「大縣神社」の"姫石"も見ていこうっと。