台湾政府が公的資金を投入して設立する半導体会社「台湾メモリー」(TMC)は1日、エルピーダメモリを技術提携先に選んだと発表した。
米マイクロン・テクノロジーとも提携に向けた協議を進めるとしており、日米台連合でスクラムを組む考えを強調した。
●競争力強化
設立責任者である宣明智氏が台湾北部、新竹で会見して説明し、交渉の進捗状況などを明らかにした。マイクロンは、同社と台湾にある関連先との話し合いがまとまり次第、提携協議を詰めるという。
TMCは、DRAM業界の競争力強化を目的に政府主導で設立を計画。
台湾企業6社を統合するための受け皿会社となる。同社の提携先選択は世界的な業界再編にもつながるため、関係者の注目が集まっていた。
【記事引用】 「FujiSankei Business i./2009年4月1日(水) 」