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今日は曇り

携帯端末の自由化

2008-11-23 00:04:36 | Weblog
ドコモの昨年度の決算は減収増益だった。
社長曰く、端末という量での収入は見込めないがサービスという質では
まだまだ工夫の余地があるとのこと。
要は、コンテンツや通信料で稼いでいこうということのようだ。

私は常々携帯端末の自由化を希望している。
そもそもPCを考えてほしい。
ネットを使うためにはプロバイダーを1社決めなくてはならない。
決めた後はどのPCを使ってもOKだ。
ただ、携帯となってくると、キャリアを1社決めたら
端末はその会社が提供している物しか使えない。
しかも携帯端末提供会社は様々なキャリアに端末を提供しているときている。
この状況の差異が改善されないかと常々思っているわけだ。


知っている人は知っているMVNOという仕組み。
これはキャリアが持っている設備を借りてサービスを提供するというものだ。
日本通信なんてのが有名なところだろう。
このMVNOは、日本ではもう2年前に登場したのだが、中々脚光をあびていない。
ただ、実際使われている。海外では結構有力なツールのようだが。
日本での分かりやすい例でいえば、
ディズニーがソフトバンクでMVNOとしてディズニー携帯を提供している。
どれほど売れているのかしならないが。

他の例としては、
KDDIの携帯電話網を利用して、トヨタ自動車がカーナビゲーション・システム、
セコムが児童や車両の位置を確認するサービスを提供したりしている。

が、あまり脚光を浴びていないし、殆どそんなことを知らない人ばかりだろう。


日本の場合、キャリアがメーカから携帯端末を買い上げて、それを
販売奨励金つきで代理店で売っている形だ。
そのため、ドコモで提供している携帯をKDDI使うということは
MVNOでは実現できない。


日本通信は、現在は法人にしか販売していないが、彼らはドコモの通信設備を
MVNOしている。
端末は海外からドコモの使用条件を満たしているものを仕入れているようだ。
そのため、グローバルという視点でいえば、端末の自由化を若干実現できると
解釈できないこともない。

そもそも、ソニーエリクソンがドコモから撤退するというニュースが流れたように
(結局、嘘であることが判明したが)
携帯端末を納入するには、受け入れ費用が膨大にかかるのだ。
これを、各キャリア毎に行っているとなると、
携帯端末メーカはこれは、大変だろう。

もっとも、よくよく調べれば調べるほど、問題は山積みなのは承知の上だが、
様々な端末がキャリアの区別がなく使われなくなるといいと思っている。

しかし、今は販売奨励金問題の解決策かなんだか知らないが、
携帯端末は基本的には2年は使用し続けてくださいという、逆行している流れになっているのが
悲しい。




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