現実と夢!!

今日は曇り

韓国企業

2010-11-07 00:19:10 | Weblog
最近、サムスンやLG、現代自動車など、輝かしい企業が世界を席巻している。
輝かしい詳細なデータは、至る所で目にすることができるので、そのことについては
他に譲ろうと思う。
また、高いレベルでのグローバル人材の輩出も行っている国韓国は、
IMFが乗り込んできた屈辱から10年あまりでもここまで進化を遂げたのだ。

IMFが乗り込んだのち、韓国企業は以下の方針をとったことで強くなった。
もちろんいくつか弊害がでているのではあるが。
・成長産業を選択集中し、後発参入、大型投資
・新興市場への先行参入
・人材育成


ここで少し、韓国企業とチャイワンと日本で韓国企業が強いセグメントで
比較をしてみよう。

日本
○:基盤技術
○:材料、装置
△:デバイスモジュール
△:最終製品

韓国
?:基盤技術
?:材料、装置
○:デバイスモジュール
○:最終製品

チャイワン
△:基盤技術
△:材料、装置
○:デバイスモジュール
○:最終製品


つまり、韓国は、研究開発は日本待ちという側面がある。
日本が作ってくれた、発見してくれた要素やモデルを参考にそれを組み直しているのだ。
それをとてもスマートにかつ地域に根づいたニーズを吸い上げ、早い進化を遂げている。
それはどれだけ大きな企業になっても、日本に比べ早過ぎる意思決定がそれを
可能としている。

また、さらに拍車を掛けているのは、人材育成だ。
地域に根づかせる人材、英語を堪能に話す人材、頭脳明晰な人材が豊富にいるのだ。


ただ、このモデルは長く続くかはいささか疑問が残るものだ。
なにせコア技術は自国でカバーしている範囲が狭いのでリスクが残るからだ。


しかし、たった十年でここまで日本をまくりあげた。
日本では「人材」は「人財」です、とかいうもう眠たいことを言っている場合ではない。
日本において、どれだけの人間が英語で会話ができるのか、
どれだけ問題解決者がいるのか。

まさに、IMFが土足で上がってきたことで、危機感の差が出ている。

サムスンは、入社するのに、TOEIC900点以上が必要だ。課長になるのには920点以上必要だ。
ソニーの場合650点でいい。
650点というのは、文法さえ出来ればヒアリングなんてできなくても取れる点数だ。

国際化の感度が違うのだ。

韓国企業みたく外資系のようにUP Or Outが必ずしもいいとは言わないが、
高いレベルの人材を排出したことが、韓国企業の今の輝かしい今を作っていることは
いうまでもないだろう。

そこにはただ英語が堪能ということだけではなく、
高い危機感、競争意識、国際感覚、そしてなにより問題解決者たるということが
あることを決して見落としてはならない。



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