現実と夢!!

今日は曇り

トヨタホーム

2010-02-20 02:27:48 | Weblog
この度トヨタの住宅事業がトヨタホームに一本化されることになった。
何故この家が売れていないこの時期に事業強化をするのか?
答えはよくわからない。
ただ、今の住宅事業を変える潜在能力はすさまじい。
なにがすごいのか?勿論トヨタを親会社としているのだから
資本金はすさまじい。しかしそれだけではない。
車事業で培ってきたノウハウも生かせるのだ。

日本の住宅業界は規制にあふれている。
おかげでどうなったのか?
どの住宅関係企業も家を売ってはいるが、シェアわずか0.何パーセントの違いで
業界の順位を競っている。

そして部材メーカにおいては、1社か2社の独占体制を築いた。
現に、衛生陶器やアルミサッシ、システムキッチン等、枚挙という所だ。

そして今新築住宅が売れないといっている。
理由は少子高齢化だからだそうだ。それもあるだろうが、
自分たちの利権を守るために自分たちの首を絞めていることに
気づいていないのだろうか。
おかげで日本の家は狭い上に高いという状況になってしまった。

しかし、日本の業界を守るための規制を緩くし、
多く眠るリフォームすべき家を対象にするなら、まだまだこの市場は
可能性に満ちている。
トヨタホームは、なんとかこの規制にメスを入れていってほしい。
彼らはグローバルの強みがある。
部材を適材適所で用意することはそう難しいはずではないだろう。

有名な話だろうが、マクドナルドは同質の食材を常に最安値で世界の適地から
仕入れている。
なぜマクドナルドはよくて、住宅業界はダメなのか?
食と住において安全性に違いがどうでるのだろうか。
答えは当然ないわけである。

たとえば、つい先日民主党による事業仕分けが行われた。
確かに効果はあったので、やらないよりやったほうがましだったかもしれない。
しかしその効果はどれほどだったろうか?
95兆円の概算要求に対してた、たった1兆3000億円の効果しかなかった。
小手先でちょちょいとやっても、労力の割に全然効果はないのだ。

住宅業界も同じだ。規制がそのままで何をやっても営業マンと会社が疲弊するだけだ。
根本からかえなければ折角の有望市場を有効に切り込めない。


トヨタはミサワホームの株を約15%ほど所有しているが、
いつか合併するかもしれないが、どこぞのハウスメーカと同じことをしないことを
心から祈っている。

30~40坪なら、世界基準で約900万円で家を建てれる。
これを実現してほしい。
900万なら家を買ってもいいという人は絶対にいるはずだから
新築市場規模の衰退速度も緩くなろう。

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