現実と夢!!

今日は曇り

電気も使いたい放題の時代に

2014-11-30 07:39:03 | Weblog
電気自動車はまだまだ不便なものであるという認識の人が多いだろう。
なにより、充電するのに時間がかかりすぎる上に、充電場所も少ない。
そして車体の価格が高い。

しかし、ここで日産が普及に向けて面白いサービスを開始した。
何と月3000円で急速充電器を使いたい放題にするというのだ。
これは月1000km走行するとした場合、8500円くらいお得になるようだ。
この急速充電器は30分で8割がたが充電できるようである。
半年後には6000基くらいに増やすそうだ。

ガソリンスタンドの数は1万7000台ほどあるため
数としてはまだまだなのかもしれないが、少し前のことを思うと
大分と環境はよくなっているだろう。

ただ、ここで注目したいのはまるで携帯のパケットや固定回線のように
使いたい放題というプランであるということだ。
生活インフラにおいて、通信費以外こういったプランはなかった。
電気代もガス代も水道代も、ガソリン代もすべて使ったら使った分だけ
請求されていた。

まさか車で使いたい放題プランが出てくるとは思っていなかった。
まさに普及に向けて、市場拡大にむけて利益度外視の戦略なのかもしれない。

しかしよく考えてみれば、各インフラ代金は別々に基本料金をとられて
それぞれの会社に支払いをしている。
それらをパックにした、光熱費パックなるものがあって
定額制か従量制なのかを選択できてもおもしろいかもしれない。


ECOのことを考えると、あまり無駄遣いはしないほうがいいと思うので
ECOな家庭は、基本料金を下げる、というようなことも考えられる。


さて、給電に話を移すと、ガソリン車なら2分程度で終わる給油が、30分もかかるというのは
すこし我慢ならんところであろう。
しかしこれも技術の進歩はもうそこに来ており、
5分で充電が可能なシステムが実験室では完成していると聞く。


こと日本において今後車の販売台数が伸びることは期待できないなか
ガソリン車から電気自動車への移行は、そう容易いことではないだろう。
そこのブレークスルーはコストなのかもしれない。
車体価格も安くすむ、ランニングコストも安くすむ、そしてインフラ整備もしっかりしている。
そういったことが実現されている社会はそう遠い未来ではないかもしれない。