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今日は曇り

年収1000万前後は不遇の層か

2014-06-28 12:27:36 | Weblog
マイナビによると平均残業時間は47時間で
どの年代でも年収が高いほど残業時間が長いということだ。
特に月70時間を超えているのは、30代で1000万を超えている人たちからだ。

月70時間といえば、毎日終電まで働いて休日出勤も1日から2日は行うような
勤務時間になる。


基本的に偉くなればなるだけ忙しくなる。
なのでその対価も高くなる。

この調査は転職を考えているような人たちからのデータなので
実際を表しているものではない、と言えるだろう。

ただ言えることは、あるセグメントを切り出すと
猛烈な残業時間になっているのだ。


ホワイトカラーの残業代をなくす動きがある。
まずは高収入層から、ということであるが、
殆どの人は年俸制だからたいした影響はないかもしれない。
またはすでに管理職で残業代はつかないのだろう。


そのため医者や公務員などを中心に対応をとればよいのだろうか。
残業代込みで1000万クラスのビジネスマンもいるだろう。
そんな人たちがいきなり勤務時間を自由に自分で設計することなんて
できるはずがない。

この制度の導入は、会社全体の仕事の見直しを行わないと
労働環境は悪化する、ということを安易に示している。

みなし管理職、という言葉一昔前に浸透したが、
そういったことが起こりかねないということだ。
かといって完全実力主義への移行は日本においては無理だと分かっている。


つまり、1500万を超えるような人材はこの制度はあまり関係ない。
1000万前後の人のために仕事の進め方評価の仕方を見直す必要がある。
そしてこれはわずか4%の人しか該当しない。
その他の1000万以下の94%の労働者には関係ない話なのだ。
今のところであるが。

ただこの1000万前後の給与の人たちは税制面でも優遇されていない
不遇の人たちだといえる。
この制度をうまく活用して給料が下がるが自分の時間を増やすという選択もある。
避けたいのは収入の維持のために無駄な仕事を無理にこなすことだ。
このラインが通過点の人はよいが、その先に行けるのはそのうちの30%にすぎない。

こういったことを踏まえて自分の収入のキャリアパスを考えるのも悪くはない。