現実と夢!!

今日は曇り

人手不足

2014-06-14 10:19:38 | Weblog
日本経済はどん底を経てやや経済は回復しているようで
従業員の数が足らなくなってきている。
そのため、東京などでは昨年よりさらに時給が上がっている。
また、ユニクロなどは非正規社員の正社員化の動きもある。

今後成長が望めるような、また資本力があるような企業ではない
特に学生のバイトありきのような業態では
最近は牛丼屋がニュースになっているが、人手不足が深刻である。

最近ではトヨタですら人が集まらない。

有効求人倍率は1.08倍くらいであるから
そんなに騒ぐような状況になっていないだろうと感じるが
この有効求人倍率の算出が実態とあっていないので
実際はもっと低い数字になると思われる。



従来も人手不足があったが経済が低迷していたことで
それがあまり表面化してこなかったが
いよいよ深刻になってきている、と述べる人もいる。
はたして景気回復が本当の理由なのだろうか。


もっとも今の日本では正社員だけで運営するのは難しい構造を持つ
業態が多い。飲食業はまずはそうなのであるが
営業率が1%程度のスーパなどもそのいい例である。
また、労働者の流動性がとても低いということも挙げられる。
違う業界に、訓練のもとスライドできる仕組みが殆どない。
また一度首や辞職をすると復帰は難しかったりする。


このなかでも特に流動性の低さが問題であろう。


そのためある業界では人手不足でも
ほかの業界では人余りが起きている。
例えば事務職は余っていると言っていいのではないだろうか。
会社間の付き合いで、席が用意されている人も多いのではないだろうか。
本当は2人で十分なのに3人いたりと。
つまり、この調整弁が日本は弱いのであると考えられる。


政府は派遣社員の資格制度を設けて、正社員への道、という取り組みを行うようであるが
論点が少しずれているのでは、と感じる。