現実と夢!!

今日は曇り

労働生産性

2008-06-02 20:45:21 | Weblog
労働生産性とはどれだけ効率的に仕事をしているかだ。
日本の生産性は、全世界で19位だ。
OECDの先進諸国では、最下位だ。もう11年連続だ。

日本人は全体的によく働いているといわれるが、理由はおそらく2つ。
①上記のデータのように生産性が低い
②高度経済成長時代の考えである、労働時間が多いことは美徳

ちなみに、労働生産性のTop5はこうだ。
1.ルクセンブルク
2.アメリカ
3.ノルウェー
4.アイルランド
5.ベルギー

#ルクセンブルクは少し特殊な事情が働いているとは思うので
#実質1位はアメリカ。さすが。


ただ、もう少しこのデータを見てみよう。
製造業のみに絞ってみると、日本は突然3位に浮上する。
さらに詳細に見てみよう。

生産性を

       国内向け|海外向け
       ------------------
  製造業|
サービス業|


の4つのマトリックスで考えたときに
海外向け×製造業は生産性が非常に高いようだ。

逆にいえば、それ以外はとくに生産性が高いわけではないと
いうことである。

ちなみに
国内向けの事業に従事してい労働人口は
海外向けの事業に従事している労働人口の約9倍いる。

つまり大半の労働者の生産性は低いということになる。
11年連続OECD先進諸国のなかでGDPは2位なのに生産性は最下位というのも
納得できる。


生産性を上げて損することよりも得をすることのほうが多いはずだ。
是非皆さんの職場でも生産性向上に向けた取り組みをしてほしい。

言い訳をすることは簡単だ。
-関係組織が多いからな・・・
-上司が絶対でなかなか・・・
-仕事量がはんぱなく多いしな・・・
-残業代を稼がないと生活がね・・・


別に今の状況に多少の不満がっても問題がないなら関係ない話であるが、
生産性を上げることの効用が個人的にあると思うなら
是非、今ある問題を解決するべきだ。


私はサントリーの社長ではないがこれだけは言える。
「とりあえず、やってみなはれ」