現実と夢!!

今日は曇り

広辞苑 10年ぶりに改訂

2008-02-02 22:11:31 | Weblog
「広辞苑」第六版が2008年1月11日に発売された。
第五版から10年ぶりに改訂された第六版では、
新たに10,000語を収録、総収録項目数は24万に上るのだそうだ。

新語は「メル友」や「イケてる」等々で、
カタカナを含むものが、新語の中で3/4を占めるのだそうだ。

中学受験の際に買い与えられた時代のことを思い起こすと、
時代は大きく変わってきたなぁと思わざるをえない。

しかし昔からある言葉にはそれぞれ語源をもつものも多い。
それを少し紐解くことで、私たちの文化や歴史を垣間見ることができよう。
たとえばで、少し紹介しておこう。


【油断】
行灯などの油の準備を怠ったために夜中に油が切れ、
敵に襲われ命を落とすころから
油を断たないように とのことから油断という言葉が生まれた。


【夢】
語源は、寝目(いめ)で、寝ているときに見るものをいう意味である。
平安時代に「ゆめ」という読みに転じて、はかなさ等の意味で
比喩的に用いられるようになった。
将来の希望 といった意味で使用されだしたのは、最近のこと。


【切羽詰まる】
切羽とは、日本刀の手に持つ(鞘付近)部分についている
薄い楕円形の金物のことをいい、
切羽が詰まると、刀が抜けなくなる。
いざという時に、刀が抜けないと(切羽詰まると)、どうしようも
できないことから、どうしようもなくなるという意味となった。


【黄昏】
昔は、「たそかれ」と言っていた。
夕暮れになると、暗くなり、人の顔の見分けがつきにくくなり
「誰そ彼(たそかれ)」と言っていたそうだ。
これは「誰だあれは」という意味。
そこから、気象的な「誰そ彼(たそかれ)」の状況を黄昏とよんだ。


【うってつけ】
打って付ける ということで、
釘を打ち付けて木をピッタリとくっつけることを指している。
現代のように「うってつけの仕事」のように使用されだしたのは
江戸時代以降のこと。


【ひっぱりだこ】
タコの干物を作る際に、足を四方八方に広げて干された形に由来する。
昔はその形から、はりつけの刑やその罪人を表す言葉として使用されていた。
最近のように人気者という意味で使用されだしたのは
ごくごく最近のこと。





なるほどぉという感じで面白いですね。
これらを知識とした場合、いつか生きるのでしょうかね。