ぼ~ざん工房
ぼ~ざんのBLOGです。いろいろ体験・書籍等紹介します!

 TOPICS  『ぼ〜ざん工房』は望山(水野敦之)の個人のBLOGです。


「気づき」と「できる」から始めるフレームワークを活用した自閉症支援—すぐに使えるワークシート用CD‐ROM付
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  【2013年度 自閉症教育・支援フレームワークセミナー予定(随時更新予定)】
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    ご紹介いただき、たくさんの方に読んでいただいたら幸いです。  



 昨日は【児童発達支援センターぐるんぱ】の保護者の勉強会でした。講師は私水野が務め「上手に教えるコツ」ということで話をしました。今回は座学中心でしたが、おもちゃを使ったり、道具箱など実際の場面で使うと便利なものもお見せしました。



 専門用語をできるだけ抑えて、家庭でもできる教えるコツをお伝えしました。1時間と短い時間で情報も多かったのですが、最後まで熱心に参加いただき、アンケートに「やってみたい」のチェックが多く「ほっ」としています。

 具体的な内容です

1.特性をおさえよう!
2.なんで理解するかを知ろう!
3.「できる」「芽ばえ」「できない」を知ろう
4.教える場所は?
5.見える形で伝える!
6.活動の流れを書き出す
7.最小限の手がかりで!
8.4つの手がかり
9.後の方から教える
10.修正の仕方


 氷山モデルの視点・視覚的指示視覚的整理統合課題分析プロンプトのタイプ、逆行連鎖エラー修正を含んだ内容です。


レジュメです。ワークシートも2枚用意しました


 『後の方から教える』『見える形で伝える』は評判がよく、「実践できそう」という声をいただき、嬉しかったです(少し、保護者向けのフレームワークのパッケージとして精選してみます)。

 バックステップ逆行連鎖材料箱を使うなどの視覚的整理統合の発想は、用語を知らなくても、ちょっと知るだけでお家の支援が良い方向に変わると思います。是非、実践していただきたいと思います。

 内容はABAの視点とTEACCHの構造化された指導の視点でしたが、ABAは『応用』がつきますし、TEACCHでも親との協働が重視されているように、家庭の中で実践できるこの2つの視点の重要性を改めて感じました。

追伸:親御さんの気付きでもあったのですが、とくに4から10の視点は、別に発達障害の子どもさんだけではなく、定型発達の方にも有効な方法です。


 今回はフレームワークを活用した自閉症支援の中の「自立度チェックシート」を活用しました。

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昨日は一日、テンションがマックスでした。

ある市にサポートコーチとして2回目の訪問です。

1回目の効果は良い形にでていました。

午前中は保健師さんの研修と実践報告、早期発見の検診場面で、定型発達も含むすべての親御さんに発達障害の解説をする時間があり、あわせて親御さんが気になる部分をチェックするシートをくばるという取り組みです。

早期発見からオブラートに包んだ対応が多い広島では本当に一歩です。

「どうしても氷山モデルの上の説明が多くなるので、下の部分をイメージしてもらうことが重要です」とアドバイスしました。


午後は、保育所ですが、1対1で勉強を教える場面や活動を明確にする境界の設定、まず本人がカームダウンして対応するなど、小さいですが確実に広島のモデルになる実践がスタートしていました。

「ユニバーサルデザインと個別の設定を両面で支援する」

「抽象的なアドバイスしかできないマニアックな専門家に頼らないで、市独自で早期発見プログラム、保育所、児童発達支援事業の支援体制整備をすすめる必要があります。」

と助言しました。


来年度、新しい早期発見後フォローモデル、OJT型ペアレントトレーニングとそれに必要な専門家トレーニングが1年間の事業ですが、予算がおりたようで、サポートコーチとあわせて、数か所でモデルをつくる予定です。基本はTEACCHの1対1エリアからはじまるモデルですので、真新しさはありませんが、地域の地域専門家による、どの地域にも般化可能なモデルにしあげていきます。

そういえば最近、全国からの視察が増えています。

来年度も踏ん張って小さなモデル、あの地域しかできないモデルではなく、どの地域でもできるモデルを広げます。

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