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アキニレ・2~花

 首都大学キャンパスで見られる「アキニレ(秋楡)」。ニレ科ニレ属の落葉高木で、雌雄同株。ニレ科といえば、ケヤキ、エノキなど大きな樹だが、その花はみな小さく、アキニレの花も直径は3~4ミリ程度しかない。雄蕊は通常は4本だが写真のものは5本見える。中心に見える白いモジャモジャは雌蕊の柱頭が2裂したもの。結実すると左に見えるように円盤形の果実が出来るが、写真ではまだ白い柱頭が残っている。このアキニレの存在は、9年前の植物観察を始めた頃から知っていたが、花を確認したのはこれが初めて。
 あの 『高校三年生』 の歌詞にあるニレはハルニレだという説が主流のようだ。首都大学にもハルニレの樹が1本あるが、低い位置に枝が無くその花を確認できていない。

『高校三年生』
作詞:丘灯至夫 作曲:遠藤実 歌:舟木一夫 昭和38年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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