キヅタ

　ウコギ科キヅタ属の「キヅタ（木蔦）」。秋に紅葉するブドウ科のツタ（ナツヅタ）と異なり、冬でも常緑のために「フユヅタ（冬蔦）」とも呼ばれる。花期は10～12月頃で茎の先端に数個の散形花序を付け5弁の花を多数咲かせる。色合いが地味なので、開花に気付かずに通り過ぎることも多い。ちなみにナツヅタの花期は6～7月。

ゲンノショウコ・４～別所やまざくら公園

　別所やまざくら公園で見つけた「ゲンノショウコ（現の証拠）」。タイトルが無ければ、これがゲンノショウコとはわからないかも知れないが、写真は果実の先端に残った雌蕊の柱頭で、その下にお神輿になる前の果実がうっすらと写っている。さてこの写真を撮ったのは柱頭の形が面白かったこともあるが、わずかに咲き残っていた花が赤色だったので、記録のために撮っておいた。東日本では白花がほとんどで、なかなか赤花に出会えない。先日撮ったお神輿は赤花だったが、それは東京薬科大学で育てられているもの。来年はここで盛期の花を撮ることにしよう。ゲンノショウコはフウロソウ科フウロソウ属の多年草。