アカマツ・2~樹皮

 松の中でも樹皮を見てすぐ分かるのがこの「アカマツ(赤松)」。アカマツを見つけると、条件反射のようにとりあえず根元をグルリと見回してみる。季節もぜんぜん違うしこんなところに “あれ” があるはずも無いが、ぜったい無いとも限らない。探すと言ったって這いつくばってゴソゴソやっていると不審者そのものなので、立ったまま靴先で枯れ葉をどかしてみる程度。これでは見つかるものも見つからない。結局諦めて、夜は “椎茸” を焼いて晩酌をグビリ。たちまち顔の色はアカマツ色。
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ヤマボウシ・4~樹皮

 樹皮を見ていて気になったのがこの樹。あちこちで皮がめくれていてちょっと可哀想な感じ。葉が全く無いので何の樹はすぐに分からなかったが、確か初夏にこの小道で見かけたのはあの白い花。そう、ブツブツの実も美味かった「ヤマボウシ(山法師)」に間違いない。
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ユリノキ・5~樹皮

 冬の時期は樹皮によく目が行く。首都大学の「ユリノキ(百合の木)」の樹皮だが、すっきりと整った縦じまで何となく品が良い。品格の判断基準はと聞かれると表現に困るが、たとえばコナラは彫が深くて割れ方はやや不規則で、トウカエデは剥がれてガサガサ。表面の綺麗さでいうならサルスベリだがこちらは幹がクネクネ。コナラと同じブナ科でもクヌギのほうはやや力強くゴツゴツした感じ。風格といえばクスノキの樹皮もなかなかのもの。
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トウカエデ・3~樹皮

 「トウカエデ(唐楓)」は、可愛らしい葉やユニークな翼果に比べると、樹皮はずいぶん痛々しい。縦に割れて短冊状に剥がれている。これだけ剥がれるということは、それだけ新陳代謝よく中から出てこないとやせ細ってしまう。
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